7月に都議会議員に当選させていただいて5ヶ月が経とうとしています。
本日は厚生委員会・事務事業質疑で取り上げた
学童クラブの課題👦👧
について掲載します。
学童クラブの職員の処遇改善、教室の面積等子どもたちの環境改善、インクルーシブな環境の整備について
皆さんからのお声をもとに質疑しました。
ぜひご覧ください‼️
⭐️質疑テーマ⭐️
1障害者虐待防止(施設における防犯カメラの設置、補助)
2重度(肢体不自由・知的・強度行動障害)障害者のグループホームの増設
→https://komazakimiki.jp/blog/ 12月3日掲載済み
3学童クラブ(職員の処遇改善、子どもたちの環境改善、インクルーシブ)
→本日掲載
4 放課後デイサービスの所得による利用負担を軽減
ーー原稿全文ーー
学童クラブは、共働き家庭やひとり親家庭が増加する中、子どもたちが放課後を安心して過ごせる場として、ますます重要な役割を担っています。
【質問1】
子どもの命と安全を守り学童保育の役割を果たすため、タイムシェアや密な状態での保育ではなく
「放課後児童クラブ運営指針」
において示された
「1つの支援の単位はおおむね40名以下であること」
「子ども一人当たり1.65㎡の面積が必要なこと」
を実現するよう、各区市町村に働きかけていただきたく、都の見解を伺います。
【答弁概要】
○ 都は、専用区画の面積を児童1人につき1.65㎡以上確保することや、1支援当たりの児童定員をおおむね40人以下とすることなどを定めた都型学童クラブ事業を実施し、質の向上に取り組む区市町村を支援している。
○ これまで、区市町村への説明会等において、本事業の活用を働きかけ、令和5年度は、29自治体、508クラブで実施されている。
都型学童クラブの導入による改善を働きかけているとのことでした。
しかし、都型学童クラブに該当しない、一般の学童クラブに対する働きかけも推奨すべきと考えます。
それらも含め、認証学童クラブ制度の創設に向けた専門委員会で、現在検討されていることと思いますので、改善を求めたいと思います。
【質問2】
学童保育の指導員は、専門性の高い職種であり、次世代を担う子供達を育成する重要な役割を担っています。
生計を立てにくい給与水準であったり、雇用止めのある有期雇用であったりする場合も多く、将来に向けた生活設計ができるような処遇改善を行うことが必要ですが、
都の取組と都内区市町村の実施状況を伺います。
【答弁概要】
○ 都は、学童クラブに従事する放課後児童支援員の経験年数等に応じた処遇改善を図るため、「放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業により、賃金改善に必要な費用の一部を区市町村に補助している。
○ 令和5年度、本事業を活用して処遇改善に取り組んでいる自治体は13自治体である。
【質問3】
「放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業」への現場の期待感は大きく、現状の改善を図る上で欠かせない事業であると評価いたします。
また、事業導入済みの地域における職員の処遇改善は一気に進んでいることと思います。
しかし、ご答弁によると、東京都では13自治体が事業を導入しているとのことで全体の約2割程度に止まっています。
持続可能な放課後児童支援員の雇用および採用、育成のため、地域偏在をなくすべく、東京都として本事業の区市町村への更なる取組の働きかけが必要と考えますが、都の見解を伺います。
【答弁概要】
○ 都は令和2年度から、放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業の要件となる資質向上研修を実施し、区市町村における本事業の活用を後押ししている。
○ 令和5年度、本研修の参加者は311人
○ また、今年度、区市町村の実施状況や課題を把握し、区市町村に共有しており、引き続き、本事業の活用が進むよう促していく。
【質問4】
障害のある児童は、放課後デイサービスに通う場合が多いですが、自分の生活する地域で地域の子どもたちと過ごせる学童クラブも選択できる環境整備が重要です。
そのため、十分な専門的知識を有する加配指導員の確保と常勤化等、施策の前進が図れるように、ハード・ソフト両面で支援することを求めますが、都の見解を伺います。
【答弁概要】
○ 都は、学童クラブにおいて、障害のある児童の受入れを促進していくために、必要な施設の改修や設備の整備、備品の購入等を支援するほか、専門的知識等を有する職員の配置に要する経費を支援している。
○ また、学童クラブが医療的ケア児や重症心身障害児等の障害児を受け入れる際に、専門職を増配置するなど、国の障害児受入支援を上回る取組を行う区市町村を都独自に支援している。
○ 今後とも、学童クラブでの障害児の受入れを促進するため、区市町村を支援していく。
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子どもたちがインクルーシブな環境で過ごすことは非常に重要です。
児童が希望する居場所で放課後が過ごせるよう、引き続き、東京都から区市町村への後押しを求めてまいります。
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