これは、受動喫煙防止、そして、歩行者の安全のためにも大変重要なことです。
ここで、私が6月議会で訴えた内容を振り返りたいと思います。
【歩行喫煙等に対する実効性のある対策強化について】
現状として
「路上喫煙禁止地区」として指定されている区内3か所、JR3駅(田端・王子・赤羽)付近での喫煙、
更には、区内全域で禁止されているはずの歩きタバコ(歩行喫煙)について、見ない日はないほど、頻繁に見受けられること
そして、歩きタバコでは小学生の頭に火が当たりそうになったこともあるほど深刻である状況を訴えました。
そこで、北区が行う違反者への注意、指導、巡回などの活動について確認したところ、
平成30年度に環境課が行った「路上喫煙防止条例 巡回指導委託」では
区内15駅について、2名体制で朝夕2時間ずつ、わずか月に2日程度というものでした。
一方で、北区の「放置自転車」ですが、毎日、シルバー人材センターの方や委託業者の方々が熱心に取り組まれ、駅前の放置自転車は急速に減り、目に見える成果が出ています。
この、放置自転車対策のために、平日は毎日50名、土日は14名のスタッフが朝夕、2時間ずつの活動をされていることを施設管理課に確認しました。
つまり土日合わせて、毎日稼働しています。
路上喫煙は月に2日程度で、放置自転車は毎日。
この二つの類似した委託内容を比較しても分かる通り、明らかに、喫煙違反に関する取り組みが不十分であると指摘し、実効性のある対策強化を求めました。
議会質問全文:歩行喫煙等「0」
https://komazakimiki.jp/2916/
平成30年度には、区内15駅について、2名体制で朝夕2時間ずつ、わずか月に2日程度であった巡回指導について、平成31年度は、巡回指導を主な駅に集中させ、JR赤羽、王子、田端については月に7日程度、JR板橋、十条、東十条については、月に4日程度とされた経緯があります。
しかし、それでも十分とは言えません。
そして、私の議会での訴え等を受け、
北区は更なる強化策
「路上タバコ対策巡回指導委託」
を令和元年12月11日付で契約締結し、巡回強化がなされました。
この更なる強化対策の実現により、大きく2点が拡充されました。
一つ目は、指導・巡回地区の拡大です。駅周辺だけでなく区内保育園、幼稚園、小学校等の周辺まで拡大しました。
二つ目は、「路上喫煙禁止地区」の巡回指導強化です。
指定地区のJR田端・王子・赤羽駅付近は、なんと、毎日の巡回に。
4時間(土日等は除く)の巡回指導をしてくださることとなりました。
議会でも訴えた、更に踏み込んだ強化策である「路上喫煙禁止重点地区(2,000円の過料を徴収できるもの)」の設置までは至らないものの
年度内に更なる強化策を講じてくださった北区環境課職員の皆様には大変感謝しています。
歩きタバコ、自転車乗車中のタバコは、子どもの顔などに火傷等の怪我を負わせる大変危険な行為です。
また、路上喫煙禁止地区である人通りの多い駅前周辺での喫煙も、歩行者とのすれ違いでタバコの火が体に接触しまうことや受動喫煙も危惧されます。
マナーが悪い、ルールを守っていただけないのは、喫煙者のごく一部の方ではありますが
子どもたち含め歩行者が安心して歩行ができるよう、マナーを守っていただきたいと思います。
しかし一方で、喫煙者の方々への配慮も必要であり、各駅等での喫煙所整備も同様に課題となっています。
喫煙所整備については
今年度中(3月まで)に
・JR田端駅北口ふれあい橋
・JR王子駅北口歩道橋下
・JR赤羽駅西口駅前広場
・JR赤羽駅南口駅東側路上
・JR板橋駅東
の5箇所の喫煙所にパーテーションを設置し、たばこの煙が広がらないような工事を実施予定です。
これからの歩行喫煙、受動喫煙に関する北区の取り組みを注視していくとともに、私自身も啓発活動に努めていきます‼️
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