ジェンダーギャップのない社会を目指して活動しているNPO法人ジェンダーイコールが作成した
「ジェンダーイコールハンドブック」
を、代表理事であり尊敬する友人の田渕 恵梨子ちゃんからいただきました。
早速読んでみたのですが、読みやすいし分かりやすい‼️
多くの方に読んでほしいと思います
この冊子を読んで思い出したのが
生まれて始めて「ジェンダーギャップ」というものを、まざまざと感じた出来事です。
小学生までは勉強も運動も学校生活で特に男女の性別で差がつくことはなかったのですが、中学生になってのこと。
クラスに「学級委員」というものがあったんですね。
一般的に共通してどのクラスもあると思うのですが、クラスのリーダーのようなものです。
私の卒業した中学は、学級委員2名を選出して、そのあと、委員長か副委員長を決めます。
学級委員は男女1名ずつ。
ここまではいいんです。
でもなぜか、女性の学級委員長が学校中どこを探しても一人もいないんです。
私自身、学級委員となって、委員長か副委員長のどちらかになるとなった際に
正直、「委員長やってみたいな」と思ったんです。
でも、女だから・・・なれない空気感、
男が委員長をやるもののようなクラス・学校全体の雰囲気があって言えませんでした。
お相手の男子も、
「(男だし)俺がやるしかないでしょ。(ちょっと嫌そうに?)」
と自分から言いました。
女子は委員長になってはいけないのか?
どうしてこの中学では女子の委員長がいないのか?
男子と比較しても、
決して劣っているわけではないのに。
悩みました。
落ち込みました。
もし、あのとき
「私が委員長やってみたい!」
と言う勇気があって、それが実現したのなら、次に続く女子が現れたのかもしれないと。
この出来事が忘れもしない、生まれて初めてのジェンダーギャップです。
ちなみに、高校は女子高だったので、ギャップの世界からは解き放たれ、それぞれがのびのびと自由に力を発揮していました。
次のジェンダーギャップは就職してからの妊娠、出産、育児のタイミングだと思います。
産・育休で昇任が遅れます。
独身時代のようには残業できない、子どものことで休むことも多くなることから、男女の壁がどんどん厚くなるように感じました。
私がまだ中学生という若い時代に悩んだような出来事を、今の子どもたちにさせたくない。
女性だって挑戦を諦めない世の中にしたい。
例えば、
北区の審議会だけでなく、北区の職員、係長以上の役職を女性30%以上とすることを目指したいです。
区の政策を考えることや大事な判断を下す際に男性ばかりでは偏ります。
このことは、昨年11月に区長に提出した「令和2年度の予算要望書」において、事業の考え方として提言させていただきました。
日本のジェンダー・ギャップ指数(男女間の不均衡を示す指標)は、先進国のなかで、なんと、153カ国中121位の最下位。
ジェンダー問題にも、
今後しっかり取り組んでいきたいと思います。
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※ジェンダーイコールハンドブックの
入手先
・北区男女共同参画活動拠点施設「スペースゆう」
・児童館
・子どもセンター
・図書館
・区民事務所
・文化センター
・育ち愛ほっと館
・NPOボランティアプラザ
詳細はジェンダーイコールホームページをご覧ください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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