産後うつ経験者としては、
「ホッとした」の一言です。
ママパパからたくさんのお声をいただいていた「安心ママヘルパー」の使いにくさ・・・
このことについて、昨年の6月議会(第2回定例会)において、全力で訴えました。
安心ママヘルパーというのは、産前産後のお母さんが、育児の不安を少しでも軽減できるようにヘルパーがご家庭を訪問し、家事支援、育児支援の補助を行ってくれる事業です。
この事業において、例えば、料理を1品お願いしたくとも、野菜は切るだけで火にはかけられない、味付けは、塩ひとつまみもかけられない。
お洗濯を頼んでも洗濯機のスイッチさえ押すことができない。
沐浴できるスタッフが限られていて、予定が合わない。
お風呂掃除はできない等、合理性に欠ける様々な制約があると、私がヒアリングをさせて頂いたお母さん・お父さんたちは語ってくれました。
衝撃の事実です。
産後の女性の体は
「全治1か月の大けがを負った状況と同じ」
と言われています。
この状態の母親を
今の事業で支えられるのでしょうか?
しかも、平成30年度実績ですが、出生届出数3,746件に対し、利用者がわずか145名となっています。
つまり、出産した母親のおよそ4%の方しか利用していません。
非常に残念な運営実態。
産前産後の母親を支え
産後うつを未然に防ぎ
安心して子どもを産めるような事業にするため
これらの納得しがたいルールを見直して頂きたいと訴えました。
そして、議会後も、事業拡充について、担当所長に何度もお話をしてきました。
6月議会での訴え:公式ブログ↓
https://komazakimiki.jp/2896/
ここで、
2月7日に発表された
「東京都北区令和2年度予算案の概要」によると
今年の4月から、この安心ママヘルパーについて、これまでの実質ベビーシッター中心となっている訪問支援事業のほか、新たな支援内容が追加されることになります
それは
「専門支援員による家事・育児支援」
です。
研修を受けた産前産後の専門的知識・技術を持つ「専門支援員」が母親に対する育児の相談を始め、その家庭に必要な家事など生活全般の支援を行ってくれます。
専門の方が相談にのり、体がしんどくて炊事が辛い場合には、野菜を切るだけではなく、完成したお料理を作ってくださることも可能とのことです。
これで、必要な当たり前のことを当たり前にしてもらえるような事業となります。
あくまで予算案なので議決されるのは3月ですが
4月以降の拡充された安心ママヘルパーの使い勝手、内容などまだまだ不明な点もありますので利用される方、ぜひ、お声を寄せてください‼️
これからも、しっかり注視していきます。
◆拡充された安心ママパパヘルパー
https://www.city.kita.tokyo.jp/koka/kosodate/nayami/anshinmama.html
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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