5/27付、北区の保育園における「登園にあたってのお願い」において、可能であれば、2歳以上の児童についてもマスク着用をお願いする旨のお知らせがありました。
また、学校からの通知でも、登校時はマスク着用必須との連絡がありました。
しかし、中国においてマスクを着用して体育の授業を受けた中学生の死亡事故が3件も相次ぎました。
専門家によると
マスク着用しながらの運動について
「スポーツ選手が低酸素状態であえて負荷を高める高地トレーニングに近い状態。心臓や心血管系の負荷が高まり、血圧も高くなる」
とのことです。
また、熱中症にも注意が必要で、マスクにより熱がこもりやすくなるのに加えて、マスクによる加湿で口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気づくのが遅くなるとのことです。
私の元へ保護者の方々からも、夏場のマスク着用に関して熱中症などの不安の声を多々いただきました。
そこで、以下について北区へ要望しました。
「マスク着用について保育園では2歳以上、小中学校でも着用が必須だが、中国ではマスク着用のまま運動する事で死亡事故が起きている。
これからの季節、マスク着用による別なリスクが高まることから気温・湿度・運動あるいは年齢などを勘案し、安全策を講じてほしい」
多くのお問い合わせがあったため、北区の方針についてこちらに共有します。
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◆回答
保育園においては、マスクを着用することを強要するものではなく
また、児童がマスクを着用して登園した場合でも、午睡時や園庭での外遊びなど、窒息や熱中症、脱水症状等のリスクが高まる場合には、マスクを外すなどの対応をとる。
マスク着用と運動の安全策については、スポーツ庁や厚生労働省の通知にもとづき、運動時のマスク着用による熱中症のリスクをスポーツ施設利用者やスポーツ団体へ周知する。
【参考】
◆5/22付スポーツ庁通知
マスク着用してスポーツを行った場合、熱中症になりやすいので、息苦しさを感じたときは、マスクを外すことや休憩を取る等無理をしないことを促している。
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200522-spt_sseisaku01-000006777_2.pdf
◆令和2年5月厚生労働省通知
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離が確保できる場合には熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすように促している。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
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小学校においては、体育の授業中はマスクをしない旨のお知らせがありました。
子ども達の健康、命に関わる問題であるため、体育時だけでなく、室内、登下校時においても、気温、湿度等により、マスク着用には細心の注意を払ってもらえるよう、注視していきます。
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