障害者虐待防止センターでの虐待通報や相談、調査、判定の一連の流れについて最も基本であるのが、聞き取りです。
その内容で「言った・言わない(聞いた・聞いていない)」等があり、最終的に虐待判定において医師とセンター(北区)の判定が異なってしまうという出来事がありました。
被害者ご家族が深く傷つき、納得されておらず、このようなことを二度と起こさないようにするため、
7/31からICレコーダーでの録音を実施していただけることになりました。
小さなことかもしれませんが
ご相談のあった(被害を受けた)方と障害者虐待防止センター(北区役所)の双方を守るために非常に大切なものだと思います。
この件については、2020年2月議会で取り上げ、訴えさせていただいた内容になりますが
誰かを責めるのではなく
「このようなことが二度と起こらないように、他の方が同じ想いをしないように今の調査や虐待判断のプロセスを改善してほしい」
と言うもの。
区議会では障害者虐待の相談や通報を受け、適切な対応をすべき「障害者虐待防止センター」の在り方について、早急な改善を求めました。
https://komazakimiki.jp/3682/
内容としては大きく以下の3点です。
①虐待調査の聞き取りは、誤りなく入念に行うため録音等を実施すること
→⭐️7月31日から実施
②虐待判定には必ず外部の専門家を交え、月一回のケース会議等で案件を協議すること。
→夏に他区の状況調査実施
③障害者福祉施設従事者への外部研修を徹底
①については、北区からの答弁において「相手の承諾によりICレコーダーなどを活用し、正確な聞き取りに努める」というお言葉をいただき、今回それが実現。
区に確認したところ
聞き取り調査を行う際の「注意事項」を作成し、その項目の一つに通報者ご自分の意思で、録音の有無を選択できるようになりました。
(全てのケースに使用するのではなく、必要な場合を職員が判断)
今回問題視した件は、再調査も始まっており、また、新たなご相談の聞き取りには相手の意向を踏まえた上での録音をすでに実施していただいています。
障害福祉課の職員の方々も、日々、様々な案件に向き合い虐待防止等のためにご尽力くださっていると思います。
虐待やそれに類する行為は、
絶対に許されない。
虐待を受けている障害者、そして障害児を誰一人取りこぼさない。
今回の件で課内職員だけで虐待に関する協議がなされていたことも、私は問題視していますが
虐待が疑われるケースは外部の専門家を交えて協議することも必要なこと。
この件に関わった私の使命として、
これからも注視していきます。
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