緊急事態宣言の発出に伴う東京都北区の保育園、学童クラブ、児童館等の扱いについて決定されましたのでお知らせします。
保育園等については、私から北区に要望もしておりましたが、国等の方針通り、自粛要請をかけないことが叶いました。
しかしながら、児童館については開館が叶いませんでした。
子どもの居場所であり、相談機能も併せ持つ福祉施設であることから、休館しないよう要望していましたが、とても残念です。
1度目の緊急事態宣言時は、公園の複合遊具の休止、児童館や図書館の休館などにより居場所をなくしたことで、様々な相談を受けました。
遊び場がなく道路で遊ぶしかない
子どもの精神状態が不安定になってしまった
ずっと家にはいられない
などです。
子どもの遊びは、健全な発達に必要な学びであり、不要ではありません。
会話をほとんどしない学びの場の図書館や福祉的居場所の児童館など、子どもたちが訪れる施設を片っ端から閉鎖するのは大変な違和感があります。
特に児童館は、何か不安や悩みを抱えた親子がフラッと立ち寄れる駆け込み寺であり、簡単に閉じるべきではないと思っています。
緊急事態宣言時の児童館等(親子の集いの場)の開館については、「チルドレンファースト」で知られる福岡県古賀市の田辺市長の英断を思い出します。
初回の緊急事態宣言時にも、乳幼児親子の集いの広場を敢えて継続させました。
田辺市長は
「乳幼児と保護者の居場所は閉じない方がいい。
不安な方が訪れる場所を閉じてしまうことで児童虐待のリスク高めてしまうのではないか」
と考えたそうです。
緊急事態宣言中に集いの場を閉じなかったことで、児童虐待の潜在化を回避できたとおっしゃられ、大変感銘を受けました。
様々議論はあると思いますが、コロナ感染防止のために閉鎖することと、閉鎖することでの様々なリスクを天秤にかけ、福祉的観点を持った慎重な判断が必要と思っています。
以下、北区の対応です。
①保育園
国の方針通り、原則開所。
より一層の感染予防に取り組み、通常どおり運営。
月に1日も登園がなかった場合でも当面の間は退園としない。
北区ホームページ
http://www.city.kita.tokyo.jp/k-hoiku/corona/20210426.html
②学童クラブ(4-6特例含む)
一層の感染予防を実施したうえで、受け入れを実施。
月に1日も登室がなかった場合でも、当面の間は利用承認の取り消しはしない。
③放課後子ども教室(わくわく広場・一般登録)
4月27日(火)から5月11日(火)まで休止
※やむを得ない事情によりお子さんを預けたい場合
別紙「緊急事態宣言に伴う放課後子ども教室利用申請書」の提出により放課後子ども教室にて預かり可能。
※申請書は、北区ホームページからダウンロード
用紙は各放課後子ども教室にも設置
④児童館(子どもセンター・ティーンズセンター)
4月27日(火)から5月11日(火)まで休館。
子育てに関するお悩み等については、電話または面談対応。
詳細は北区ホームページ
http://www.city.kita.tokyo.jp/k-wakuwaku/kosodatekyoiku/plan/gakudo/konngonotaiou.html
以上、となります。
コロナ禍で孤立してしまい、お困りごと、不安な気持ちをどこにぶつけていいかわからないという方、児童館は休館ですが、電話はつながります。
我慢しないで誰かに助けを求めて欲しいと思います。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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