このことを「一人でも多くの方に知ってほしい」と思い、投稿します。
私は、このお話を伺うまで、そのようなお子さんがいらっしゃることに気づきませんでした。
お話をくださった北区の任意団体「グラン・ブーケ」さんは、発達障害のお子さんや親御さんのためのご活動をされています。
一人一人の子どもの育ち方が違うのは当たり前。
「グラン・ブーケ」さんは、様々な子育てをめぐる想いや悩み、不安、喜びの気持ちや子育て経験を共有できる場や子育てに有益な情報が得られるよう
発達凸凹っ子の親たちのための居場所作りをしてくださっています。
月に1回程度の交流会の開催や課題と感じた点について政策提言も行っています。
障害等により、学校だけでなく地域社会においては、様々な合理的配慮が必要となりますが
今回は聴覚過敏のお子さんに対する配慮として、教育委員会の所管課へ一緒にご相談に伺いました。
北区滝野川分庁舎内の
教育相談支援センターに来ています。発達障害のお子さんに対する合理的配慮について、ご相談に来ました。 pic.twitter.com/R5HVu6CJW0
— こまざき美紀 北区議会議員(無所属) (@komazakimiki) September 15, 2021
具体的には、聴覚過敏のお子さんに対する運動会での配慮についてです。
聴覚過敏により「よーいドン!」の火薬ピストルの破裂音が怖い、体がすくんでしまって身動きが取れないというお子さんがいらっしゃいます。
お子さん自身がイヤーマフという耳を覆う道具を使用することもありますが、そのようなお子さんへ電子ピストルやホイッスル(笛)対応をしてくださっている学校もあります。
私も電話調査等しましたが、いくつかの学校において配慮がなされています。
特に印象的だったのは、聴覚過敏のお子さんがいる・いないにかかわらず、低学年は電子ピストルの電子音対応としている公立小学校です。
幼稚園・保育園の頃に運動会で用いるのは笛です。
小学校に入って徒競走のスタートの時点で「音が怖い」と思わなくて良いように、お子さんの発達段階において低学年においても配慮している、
全ての子ども達が安心して運動会に取り組めるようにしているとのことでした。
北区の小学校において、聴覚過敏のお子さんがいる・いないにかかわらず率先して全て電子音やホイッスルにしている学校はないと認識しています。
しかし、教育総合相談センターのご担当に確認したところ、もちろん
「相談があれば当然に対応します」
とのことです。
このように、全北区立学校において合理的配慮の理解はなされていますが
保護者が普段から学校へのお願いごとが多い場合、なかなか先生に
「笛にしてほしい」
などと言い出せないという方も多いとのことなのです。
このような状況は、発達障害に限らず不登校児等の保護者さんも同様でした。
普段から学校にご迷惑をおかけしている気持ちが存在していため、言い出しにくいのです。
この記事を読んでくださっている皆様の中でお困りの方、ご不安な方、学校は快く対応してくださいますので
どうかお気になさらず、先生やスクールカウンセラーの方にご相談されてください。
(言いにくい場合、私でも大丈夫です)
こうした発達障害のお子さんへの合理的配慮については、言い出しにくい保護者がいることを踏まえ、担当課において今後、何かの折にチラシの一角等で周知を検討していただいています。
私自身もグラン・ブーケさんはじめ、この問題に関わる方々と共に、全てのお子さんが運動会で伸び伸びと力を発揮できるような環境を創っていきたいと思っています。
また、これからも、区民の方々のお声に耳を傾け共に汗を流し、子どもたちが安心して生活できる環境づくりを進めてまいります。
最後になりますがグラン・ブーケの代表 渡辺香織さんが、北区の教育相談支援センターにご相談に伺った内容について丁寧にブログで報告してくださっています。
また、この問題に関する調査結果をまとめたパンフレットも分かりやすく作成してくださいました。(添付写真を参照)
本当に素晴らしい内容です✨
ぜひご覧ください‼️
■参考:グラン・ブーケ公式ブログ
「運動会ピストル音に関する活動 最終報告」
https://grandbouquet.net/activity-reports/project1_final/
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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