ご相談をお受けしたのは、今から2年前のことでした。
田端公園の滑り台からお子さんが転落し、生死に関わる重い怪我を負ってしまったのです。
このような事故が再び起こらないよう、保護者の方から対策を講じてほしいとのご相談をいただきました。
一度は、保護者ご自身が北区に対策を求め、滑り台の下部に弾力性のある舗装を施していただいたそうですが、更なる対策を求めており、涙ながらに私にアクセスしてくださいました。
お話を伺いながら現場を確認したところ、滑り台は曲がりくねっている構造で、安全柵が設置されていますが、手すりが広めに設定されており容易に子どもがすり抜けてしまいます。
ご相談があった案件だけでなく、危険な目にあったお子さんが他にもいらっしゃるとお伺いしました。
公園全体の遊具の老朽化が課題となる中、まずは実際に起きてしまった転落事故の防止対策として滑り台の柵の幅を狭めていただくよう
更なる対策を講じていただくため、区の担当課と何度もご相談を重ねてきました。
そして、ようやく補助棒を設置していただけました。
遊具の安全性を重視しすぎてしまうと、子どもにとって面白味のない構造や機能となり、利用されなくなってしまうという懸念もあります。
しかしながら、大きな事故が起きた場合には、しっかりと対策をとる必要があると考えます。
ご相談のお子さんは何度かの手術を乗り越え、今では元気に生活されているそうで本当によかったです。
区内には、こちらの公園と同様に、老朽化した遊具のある公園が散見されます。
全体として、遊具の安全点検も求めていきたいと思います。
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