78回目の終戦記念日 子どもたちに語り継ぐこと

お盆は福島に帰省し、今は亡き祖父母をはじめご先祖様を供養するため、お墓参りに行ってきました。


祖父母との思い出はたくさんありますが、中でも強く胸に焼きついているのが戦争の体験談です。


母方の祖父はお盆の時期になると、毎年、孫たちに戦争の経験談を話してくれました。
 
 

また、はだしのゲンや火垂るの墓のアニメを鑑賞し話し合うことで、私たちの平和への想いを育ててくれました。


更には祖父が亡くなってから、戦争体験の手書きの記録が見つかりました。


子孫に残す形で伝えたかったのだなと、文章を読みながら目頭があつくなりました。


父方の祖父からも戦時中の出来事を聞く機会があり、

たまたまその日だけ乗船しなかった船が爆撃を受け、仲間が全員戦死したそうです。


そんないくつもの奇跡が重なって祖父母が繋いでくれた、この命に感謝しなくてはなりません。


本日8月15日は、78回目の終戦記念日。


先の大戦で犠牲になられた全ての方へ哀悼の意を表します。


視点を北区に移すと、過去に陸軍被服倉庫、火薬製造所王子工場など軍関連施設が複数存在し、先の大戦では10回以上にわたる激しい空襲に見舞われました。


北区界隈で3,000人以上の尊い命が奪われたそうです。


北区においても、平和祈念イベントが様々な形で開催されています。

北とぴあ1階ロビーでは、平和祈念モニュメントが設置され、ここで折られた折り鶴の一部が広島や長崎へ贈られます。

私も平和への祈りを込めて折り鶴を折りました。


今もなお、ウクライナ戦争が続いているように、平和な暮らしは当たり前なことではありません。

私たちの不断の努力によって守られるものだと思います。


過去に実際に起こった戦争の記憶が色褪せないよう、祖父母が残してくれた戦時中の経験談を子どもたちに語り継いでいきたいと思います。

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