先日、東京青年会議所(JC)北委員会仲間と、北区の学習支援でご活躍されている「NPO法人でんでん子ども応援隊」に視察に行きました
それは、JC北区委員会が運営に関わっている「子ども食堂あゆみ」において学習支援を行っているからです
子ども食堂あゆみでは、折り紙や将棋を含め、幅広く学習支援を行っています。
放課後の居場所として、また、何か問題を抱えている子どもやママたちへの支援の場として、でんでんさんの活動が参考になると思っています。
でんでんさんは20年前から子どもの支援活動を行っています。
集団行動が難しいお子さんや貧困のお子さんも積極的に受け入れています。
また、よく観察し、発する言葉に耳を傾けることで、要支援児の早期発見にも繋げています。
“でんでん子ども応援隊”
という名前、
どうしてカタツムリなのだろう
ということで、由来についても聞いてみました
理由の一つに、ガンジーの言葉
「善きことは、カタツムリの速度で動く」
があるそうです。
この言葉には、
“善きことはカタツムリのようにゆっくり進む、だから自分のためでなく人々のために働く人はいたずらに急がない。なぜなら、人々が善きことを受け入れるには、多くの時間が必要なことを知っているからだ。”
という意味があるそうです。
そこからカタツムリの歩みをイメージし、「でんでん」としたとのこと。
とても素敵ですね
また、
「ゆっくりでも良い。じっくり、しっかり学んでいく事を親にも子どもにも伝えている。
子どもと関わったら、繋いだ手は離さない、必ずどこかに繋げるようにしている。」
と長田さんがアツくおっしゃっていて、心に響きました
きめ細やかな配慮は、教材にも表れています。
全員一律の教材を使用するのではなく、沢山の教材の中から子どもに併せて選択するのだそうです。
子ども達が自信を持つことを積み重ねるため、ちょっとしたことでも達成できたら誉めるようにし、自己肯定感を高めています。
そのための仕掛けづくりも配慮しておられます。
例えば、服装です。
学習塾というと、カチッとしたスーツの先生を思い浮かべますが、普段着にすることで親しみやすい雰囲気を創っています。
また、「〇〇先生」を主に「〇〇さん」と呼んでもらうことで子ども達との距離を縮め、警戒されないように配慮しているのだそうです。
卒業した子どもたちが大人になってもたまに連絡があったり、訪ねてくれたりするほどの信頼関係と繋がりがあるからこそ、個に応じた支援ができるのだなと思いました
今回の視察を、今後の取り組みに、生かしていきたいと思います
でんでん理事長の長田真知子さんは、尊敬するママ友でもあります
お忙しい中、熱心にご対応くださり、どうもありがとうございました
◆NPO法人でんでん子ども応援隊
http://dendenroom.or.jp
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