令和4年第二回北区議会に登壇し、3つのテーマを取り上げました。
区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと全力で訴えました。
北区立小中学校で濃厚接触者の特定人数が最も多いのが、給食時です。
現状、陽性のお子さんの席の周囲8名が特定されます。
濃厚接触者となれば、1週間自宅待機、同時に複数起きれば学級閉鎖となることもあり、その間の大切な学校生活が失われてしまいます。
その影響で、楽しみにしていた学校行事に参加できなくなるお子さんも出てきます。
コロナ禍3年目、これ以上悲しい思いをさせたくない。
対策を講じることは大人の責務だと考えます。
これについて、分散給食や卓上パーテーションの設置により、濃厚接触者を激減できることがわかりました。
空き教室がない場合には、自席でできる対策である卓上パーテーションの設置が効果的です。
消毒など不要で取り扱いも簡単と仄聞しています。
しかし、パーテーション購入の予算がなく導入が難しい学校、あるいはPTA会費で工面する学校が出てきました。
区民相談により今年4月にこの課題と現場を知り、即、担当部署に公費での対応を求めてきました。
そして、この度の6月の北区議会にて補正予算計上していただけました🙏✨
ですので、今月下旬から全校生分、公費で購入できる予定です。
区の早急なご対応に感謝いたします。
現在、全校生に対策が取られていない学校が2割程度あるとのこと。
私は、北区の全ての子どもたちが、同じように安心して学校に通い、学び、行事等に参加できる機会が得られる対策が取られるまで、しっかりと動向を注視して参ります。
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◆6月議会のテーマ
〜がん検診ワーストランキングからの脱却
〜脱使用済み紙おむつ持ち帰り・手ぶら登園
❸ 小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策について:本日投稿
〜給食時の濃厚接触者を激減させる取り組みの提案・マスク対策
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🌸質問・回答概要ダイジェスト版🌸
❶分散給食や給食時のパーテーション設置について各学校が導入できるよう区として最大限の情報提供・支援を。
未導入学校については個別にきめ細やかなサポートを。
【回答】
これまでも庁内ポータルや共有フォルダを活用して共有するとともに、校園長会にも周知しており、今後も適切に対応する。
❷子どものマスク着用について外したくとも外せないお子さんへの配慮のため、積極的声がけを。
そしてマスク着用の有無により偏見や差別に繋がらないよう。
【回答】
各学校では通知の趣旨を踏まえた適切な対応がなされていると理解している。マスクの指導についても同様。
・・・原稿全文・・・
最後に大きく3つ目、北区立小・中学校における新型コロナウィルス感染症対策について2点要望します。
一つは給食時の濃厚接触者を減らす対策である分散給食及び給食時の卓上パーテーション設置の事例やノウハウを全学校で情報共有し、普及のための積極的なサポートを行うことです。
コロナ禍3年目となり、子どもたちの生活の制約は未だに続いています。
育ち盛りの子どもたちにとってこの3年はとても大きなもので、学校行事に限らず、日々かけがえのない思い出の1ページが繰り広げられています。
学校現場では職員の皆様のご尽力により最大限の感染症対策が取られていますが、未だ感染状況が収束していない現状においては、どなたが感染してもおかしくない状況です。
そのような中、従来よりもう一歩踏み込んだ感染対策を行い、学校内クラスタを減らし、また濃厚接触者にもあたらない生活を取り入れることは
子どもたちの学びだけでなく、学校行事などの大切な経験・思い出づくりを継続する最も重要な取り組みの一つと考えます。
現状、濃厚接触者の自宅待機は、最短で5日目に解除ですが、原則7日間も待機が必要です。
通常の学校現場で最も多くの濃厚接触者が特定されるのは、PCR検査等で陽性判定となったお子さんの給食時の前後左右斜めの席、合計8名の場合と認識しています。
この状況が同じ学級で同時に複数起きた場合には学級閉鎖となることもあり、残念なことに今年度に入ってからも発生しています。
しかし、複数の学校において、1年以上前から、いち早く給食時における対策を講じていることがわかりました。
分散給食は、日常過ごす教室以外の特別教室等を活用し、食事中の十分な距離を取ることで濃厚接触者を一人も出さない取り組みであり複数校で導入され、行事を控える学年に特化している場合もあります。
さらには、分散給食の場所が確保できない場合の対策として、保健所からのアドバイスにより、給食時に高さ60cmの3面卓上パーテーションを設置することで、濃厚接触者を両隣の2名にまで減らすことができることを担当課や設置校等に確認しました。
また、30名以下程度のクラスに限られますが、卓上パーテーションを設置した上で、両隣の席を後方に移動させることで距離を確保し、濃厚接触者を出さない学校もあります。
パーテーションの管理は極めて簡単で、消毒などは不要と伺っています。
このようなパーテーション設置や分散給食が、全校生に取り入れられている学校はどれくらいあるのでしょうか?取り組み状況を教えてください。
こうした好事例については、全学校へ情報共有を行うことで学校の状況に合わせて早急に検討を進めるべきと思いますが、残念ながら十分になされておりません。
したがって、パーテーション導入にあたっても検討材料が不足し、導入まで時間がかかっている状況があります。
子どもたちの健康に関する緊急性が高い内容であることから、小中学校で導入されている事例やノウハウについて校長に通知する他、教員間で活用されている連絡システム等を用いて
全体としてきめ細やかな情報共有・周知徹底、さらには導入していない学校への個別のサポートを行っていただきたく、強くご要望いたします。
こうしている間にも、運動会や宿泊学習など子どもたちが楽しみにしている行事が近づき、時間が経過していきます。
どうか1日も早く、学校側が何らかの対策をとりやすくなるよう、区として最大限の対応をお願いいたします。
そして、卓上パーテーションの大きな課題として、現在、購入費用の工面の可否等により導入できた学校とそうでない学校が存在しています。
私は、全ての子どもたちが、同じように安心して学校に通い、学び、行事等に参加できる機会が得られるよう、担当課に対し、補正予算等の措置により早急な公費での対応を立て続けに求めて参りました。
6月2日の全員協議会でご説明がありましたとおり、この度の補正予算に計上していただいたことに心から感謝いたします。
最後に2つ目として、子どもたちのマスク着用について伺います。
5月24日付の文科省事務連絡等を受け、北区では5月27日に学校生活における児童生徒等のマスクの着用における方針を発表し、ホームページ等でマスク着用の必要がない場合の具体例を挙げながら周知しています。
屋外に限らず、屋内の体育館等を含め、体育の授業や運動部活動・運動会等の行事、登下校の際もマスクは不要とされています。
しかし、マスクを外して良い場面であったとしても、数年間のマスク着用生活により同調行動をとることで、児童生徒がマスクを外したくとも外しにくい状況があります。
また、子どもの慢性的な酸素不足による弊害も懸念され、自分自身では着脱の判断ができないことも想定されます。
現場の教職員の隅々まで当該内容が周知されること、そして、教職員から子どもたちへ登下校、体育時等の場面に応じて積極的な声がけが必要です。
これからの季節、熱中症のリスクが高くなるため尚更、マスク不要の場面ではマスクを外すことを推奨する、子どもたちへのきめ細やかなご指導をお願いしたいのですがいかがでしょうか。
併せてマスク着用の有無が差別や偏見に繋がらないようにしていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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