東京都北区に所在する児童養護施設「星美ホーム」。
施設のみならず、ホールであるサローネも雨漏りをするほど老朽化し、再建の時期を迎えていました。
そしてクラウドファンディングのご協力を経て、昨年の夏、素敵なサローネが完成しました!
おめでとうございます👏
私は、久しぶりに施設に伺い、スタッフの方々と意見交換をさせていただきました。
サローネでは様々なイベント、スポーツ、ダンスと文化や芸術に触れ、交流をしています。
心のケアのためにも必要不可欠な施設です。
私も以前に開催されたチャリティコンサートには応援に駆けつけていました。
物価高騰の影響を受け当初の計画よりも狭くなったとのことですが、木の温もりあふれるあたたかな空間は居心地がよく、いつまでも長居できそうです☺️
マイケルジャクソンが星美ホームを訪れた際に座った床をオブジェとして活用もなされています。
今後も、ますます愛される場となりそうです✨
一方、星美ホーム(施設本体)は老朽化により2021年8月に改築されました。
これまで大部屋だったものを6名以下のユニットに分け、広いリビングと個室を設けることで、より家庭に近い環境で生活できるようになりました。
星美ホームでは、2歳から18歳程度のお子さん約90名が親元を離れて暮らし、家庭復帰や社会で自立して生活するための支援を受けます。
施設で生活する理由の約7割が虐待、その多くがネグレクトなのだそうです。
お子さん自身にはどうすることもない事情であり、子どもに非はありません。
星美ホームのスタッフの方々からお話を伺った中で、2点に絞ってご紹介したいと思います。
◾️子どもや子どもを取り巻く学校等との信頼関係づくり
スタッフの方々は自室で本人の意見や想いを聴く時間を毎日とるなど、子どもに寄り添うことを大切にしています。
また、海外活動や登山等での体験的な学習をたくさん取り入れ、成功体験を積み自己肯定感を高める活動も積極的に取り入れています。
また、休憩時間も惜しんで、子どもたちが通う学校を訪問し、先生方との信頼関係作りに取り組んでいます。
子どもたちが安心して学べる環境づくりにご尽力もされています。
◾️施設卒業後の進学や生活のサポート
星美ホームのような児童養護施設は全国で約600箇所あり、約25,000人のお子さんが生活しています。
経済面や生活の不安から、大学の進学を断念するお子さんも多く、進学率は33%となっています。(2018年厚労省調べ)
星美ホームでは退所後も、ボランティアの方々が手厚く支援・フォローしてくださっており、子ども達にとってどんなに強いことかと思います。
熱心に等身大で関わるスタッフの方々に頭が下がる思いです。
スタッフの方から、施設における課題もお伺いしたので、関係機関と連携しながら、私にできることに取り組んでいきたいと思います。
ホームの子どもたちは、近隣の小学校へ分散して登校しており、地域や学校の理解・協力も必要ですが、残念ながら、時に心無い言葉を浴びせられることもあるそうです。
星美ホームのお子さんも、同じく地域で育つ子どもたち。
地域の子どもたちとして、互いに支えあえる地域づくりをしていきたい。
どのお子さんもあたたかく見守り、育んでいけたらと思います。
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