墨田区のペット防災に関する先進的な取り組みを視察してきました😺🐶
ペットを家族の一員として大切にする方が増える中、災害時の避難のあり方について、大きなヒントを得ることができました💡

🔲専門学校と連携した画期的な協定
2024年11月、墨田区は「学校法人立志舎 専門学校日本動物21」と「災害時における愛玩動物及び飼い主の支援活動に関する協定」を締結。
この協定の最大の特徴は
従来の「同行避難」(飼い主とペットが別々の空間で過ごす)ではなく、「同伴避難」(同じ空間で過ごす)の実現です。
これは23区で初めての試みです。

🔲協定の主な内容
❶2次避難所としての施設開放
・専門学校の実習室などを活用
・最大100組の飼い主とペットを受け入れ可能
・犬・猫・うさぎなどに対応
❷物資・専門知識の提供
獣医療の専門知識を活かした健康管理

❸受け入れの流れ
指定避難所に同行避難
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ペットエリアでの生活が困難なペットを選別
⇩
選別されたペットと飼い主を専門学校が2次避難所として受け入れ

🔲各避難所へのペット用スペース設営キット配置
墨田区の取り組みはこれだけではありません。
2025年8月には、区内全ての避難所に「動物救護所(ペット用スペース)設営キット」を配置しました。(都の補助活用予定)
キットの内容はブルーシート、ペン、テープ等の事務用品、清掃用品(ケージ等は含まれず、飼い主が持参)などです。
実際の開設例の写真を見ると、ブルーシートを敷いた上に椅子が並べられ、飼い主がペットのそばに座れるスペースが確保されています。
シンプルながら、いざという時に迅速に対応できる工夫が随所に見られます。

🔲北区での取り組み〜北区と動物専門学校と自治会の三者協定
実は、このような動きは墨田区だけではありません。
私の地元・北区でも、2025年3月に画期的な協定が締結されました。
北区は、災害時に飼い主とペットが共に過ごせる同伴避難所を開設するための協定を、学校法人中央工学校と東田端自治会と結びました。
専門学校という動物の専門知識と施設を持つ機関に加え、自治会が主体的に関わることで、より地域に根差した避難所運営が可能になります。
墨田区と北区、それぞれに特色のある取り組みが進んでいます。

🔲最後に
ペットは家族の一員です。
災害時も一緒に過ごせる環境を整備することは、多くの飼い主の安心につながるだけでなく、ペットの命を守り、災害後の野犬化や放浪動物の増加を防ぐという公衆衛生上の意義もあります。
墨田区と専門学校日本動物21の皆様、そして北区・中央工学校・東田端自治会の皆様の先進的な取り組みに、心から敬意を表します。
東京都・北区でもこのような取り組みをさらに充実させ、都内全域にペット防災の輪が広がるよう、都議会議員として尽力してまいります。

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