北区平和週間 8月15日まで ~亡き祖父との思い出から子ども達へ平和教育について考える~

この時期になると決まって思い出すことがあります。

お盆になると祖父母の家にいとこが集まりました。

私が小学生くらいの頃、いとこたちと集まった際に、祖父は必ず「はだしのゲン」のアニメを見せていたのです。

一つのテレビの前に、8人くらい座って、じっとみていました。

こんなことが本当にあったのかと思うと、子どもながらにとても恐ろしくて、ショックだったのを覚えています。

「はだしのゲン」は、たまに「火垂るの墓」になることもありました。

また、祖父が亡くなってから、戦争体験の手書きの記録が見つかりました。

本人にも少し話を聞いたことはありましたが、子孫に残すような形で伝えたかったのだなと、文章を読みながら、目頭があつくなりました。

戦争を体験した祖父は、子どもたちに戦争のことを、平和のことを伝えたかったのだと思います。

また、別な父方の祖父からもこんな話を聞きました。

「自分が乗るはずだった船に、その日だけたまたま乗り合わせていなかった。

その船は爆撃をうけ、仲間はみんな亡くなったのだ。」

と。

戦争を経験した祖父母がいて、父母がいて、更に自分がここに生きている。

そんな偶然が重なり、子どもたちがいる。

生きていることに、この命に、感謝しなくてはならないと改めて思いました。

話は変わりますが

昨日寝る前に、5歳の息子が

「きょう、えんちょうせんせいに、とてもかなしいほんよんでもらった。

8がつ6にちのほん。 

なきそうになった。

ほんとうにあったことなんだよ。」

と話してくれました。

内容については悲しすぎて教えられないのだそうです。

園長先生自らが平和や命の大切について考えるきっかけを与えてくださいました。

戦争を経験していない私たちは、子どもたちにどのように伝えればよいのだろう?

昨年は祖父に見習い「火垂るの墓」を見せようとしましたが、初めの段階でこわい、と嫌がれれてしまいました。

絵本ならよかったのですね

園長先生に後日伺ったところ、園児に読んだのは

「8月6日のこと」

という絵本なのだそうです。

さっそく購入し、娘にも読んであげよう思います。

 

私自身が幼少の頃してもらったように、お盆、終戦記念日には、子ども達に平和について考える話をしようと思います☺️

さて、北区王子では、北とぴあの1階ロビーにて、平和祈念モニュメントが設置されています。

ここで折られた折り鶴の一部を、広島や長崎へお贈りするのだそうです。

私も、平和への祈りを込めて、黄色い折り鶴をつくってきました。

8月15日まで設置されますので、通りがかった際には、ぜひお立ち寄りください

これをきっかけに、親子で平和について考えることができればと思います

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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