「我が子の卒業式、参加できない・・・
どうにかなりませんか?」
というご相談を
以前から沢山いただいています。
私も、子どもの気持ちを大切にしつつ、保護者参加という立場で担当課にもお願いしてきました。
しかし、大多数は参加したいという保護者がいらっしゃる中で
保護者同席の卒業式には参加したくない、というお考えの保護者がいらっしゃるのも事実…。
3月6日開催の文教子ども委員会における区からの説明では「保護者不参加」について大きく2点の説明がありました。
一つは、参加希望とそうでない方の両者のご意見があって、「保護者同席の式ならば(心配だから)子どもを欠席させる」という方までいらっしゃるとのこと。
区のご担当の方が
「子どもが欠席してしまうような卒業式にはできない」
とおっしゃられると、それでも無理に「同席させてください」とはなかなか言えないものでした。
更に、2点目としては
保護者は日常的に不特定の方と接しているから、リスクがあるため不参加の形をとる。5年生の参加については教育的観点等によるもの、という説明もありました。
これについては、
保護者とお子さんは半日以上一緒に生活しているわけですから、切り離して考えるのは理解できない旨を申し上げました。
区として、この方向性は変えることはない、という旨の説明もありました。
このような絶対にかわりそうもない区の考えと、参加したい・したくない両者がいらっしゃることを踏まえ、現実的な策を考えてみました。
その内容として
最近、私の方へ保護者参加のご要望がある際には
25日の卒業式に向け、今から区全体としての保護者参加への変更は、現実的にも時間的にも難しいことから
学校単位で六年生の保護者の皆様全員に参加の希望や承諾があれば
区の責任ではなく、校長先生の責任でならば、もしかしたら実施できる可能性がある旨をお伝えしています。
また、その場合には、私も教育委員会に掛け合いますというお返事をさせていただいています。
卒業式は子が親にも感謝する場、親が成長を見届ける場であると考えますから
墨田区と北区だけが
保護者不参加なんて、どうして?
と
私も同じ親として
非常に残念な気持ちでいます。
ただ、両者の強い考えを持つ保護者がいることから、区全体としてこのような決断となってしまいました。
私も申し訳ない気持ちでいます。
そんな中でも
子どもたちが人生を振り返って
思い出に残る日になるよう、各学校で様々な工夫を考えてくれているようです。
25日は保護者の皆様が外で待機となり、大変申し訳ないのですが
お子さんはじめご家族にとりまして
素敵な1日になりますよう
心よりお祈りしています。
入学式については、北区の担当課に、主に2点の理由で保護者同席を申し入れています。
①今回の卒業式の他区の取り扱いと比較しても、これ以上の保護者不参加の説明が難しいこと。
②例えば新一年生において、子どもだけ体育館で親が外で待つというのは、成長段階において心情的に難しいお子さんがいること。
同様に、中学校の入学式も保護者同席のお願いをしています。
教育委員会の担当課からは
近々発表される文科省ガイドラインや都の通知等を参考にしたいというお話と、
北区としても入学式は、初めての場所での式典で、お子さん1人となってしまう心的な不安も考慮して検討しているとのことでした。
参考に、3月14日の総理会見においては、首相自らがリスク回避について言及されています。
【首相官邸 公式HPより】
(会見より一部抜粋)
「スポーツジムやライブハウスなど、特定の場所では集団での感染が確認された事例が報告されています。
その共通点は、第1に換気の悪い密閉空間であったこと。
第2に人が密集していたこと。
そして第3に、近距離での会話や発声が行われたこと。
この3つの条件が同時に重なった場合です。この3つの条件が重なる場所は感染リスクが高い。そのことに最大限の警戒をしていただきたい。
自らの身を守る行動を取っていただくよう、改めてお願いいたします。
言い換えれば、これら3つの条件が同時に重なるような場を避ける、もしくは、できるだけ同時に重ならないように対策を講じることで、感染のリスクを下げることが可能です。」
この3要素を出来るだけ回避することで、入学式への保護者参列は可能であると思っています。
せめて、入学式には保護者が参列し、入学式という場で子どもの成長を共にお祝いできるよう、引き続き、働きかけていきます。
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