北区議会登壇その1 DX推進〜施設予約システム・電子図書館・道路等不具合通報システム導入

本日、令和4年第一回北区議会に登壇し、3つのテーマについて訴えました。

 

区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと全力で訴えました。

 

お忙しい中、傍聴にきてくださった皆様、どうもありがとうございました🙏✨

 

◆今回のテーマ

❶北区のDX推進:本日投稿

❷高齢者のフレイル・介護予防

❸学童クラブへの障害児受け入れ・おやつ問題


 

今回は北区のDX推進について投稿します。

 

北区のDXについては国の方針に基づきながら、令和4年度には「北区版DX推進方針」 も策定されます。

 

現在の北区の課題から、計画の確認と併せてDX推進に係る具体的要望を行いました。

 

例えば、未だに窓口に行って空き状況を確認しないと予約できない施設の数々..😭

 

施設予約システムの導入や、北区でも区民要望が多く、更に他区で既に導入実績のある便利なDXの取り組みを要望いたしました。

 

また、コロナ禍で北区職員の在宅勤務も行われていますが、正直、パソコンを使用できないと仕事になりません💦

現状、管理職しか自席以外で内部情報にアクセスできないことから、必要な一般職員の方にも専用USBを配布する等、措置を講じるよう要望しました。

 

いくつか前進したものもありますが、残念なものも💦
諦めずに取り組んでいきます‼️

 

少し長いですが、どなたにでもわかりやすく作成しておりますので、最後までぜひご覧ください。

 

🌸質問・回答概要ダイジェスト版🌸

 

◆区役所の環境整備

 

❶在宅勤務の環境整備として、現在管理職のみに自席以外で内部情報システムにアクセスできる専用USBを配布しているが、必要な一般職員にも配布を

 

【回答】前進👏
現在のシステム環境で可能な整備を行いつつ、他自治体などの先進事例を参考にしながら検討する。

 

❷DXに関する職員・教員への研修を

 

【回答】前進👏
令和4年に採用予定の補佐官を講師として実施する。

 

◆DX導入の具体的提案

 

❶施設予約システムの導入

A ふれあい館、スペースゆうなどは窓口来館の上、空き状況の確認・予約をしなくてはならない。予約と抽選会のシステム化を。

 

【回答】​​
施設の利用状況や、現行のシステム機器の更改時期なども考慮した上で検討する。

 

 

B 保育園の一時預かり保育予約について、ホームページ上で空き状況が全くわからず、一件一件電話確認しなくてはならないため、システム導入を。
導入できないのなら、空き状況の見える化を。

 

【回答】残念⤵️
私立保育園等が主体的に実施する保育サービスであるため予約システムを導入することや北区ホームページに空き状況を掲載することは考えていない。

 

C 保育園、学童の電子申請を可能に‼️
ようやく私の要望がかない、エクセルやワードで入力可能となったが、次は電子申請できるように。

 

【回答】大きく前進🎉
令和四年度中の実施に向けて、電子申請による受付方法やその後の事務処理手順など、具体的な検討を進める。

 

❷道路や街路樹の不具合についてLINE等を用いて通報するシステム導入を(他区でも取り組みあり)

 

【回答】
ご要望等に対し、より迅速に対応できる最適な方法を調査・研究する。

 

❸電子図書館の導入を📚
コロナ禍で非来館サービスの充実は必須‼️
音声読み上げ機能があり、アクセシビリティも抜群。老眼や目の不自由な方も読書を楽しめる。23区では半数が導入済み。

 

【回答】
新図書館システムの稼働の状況を見ながら検討する。

 

・・・以下原稿・・・

大きく一つ目、北区におけるICT化・DXの推進について伺います。

 

自治体のDXについては、2020年12月、総務省による「自治体デジタル・トランス フォーメーション推進計画」において、自治体の重点取組事項が示されました。

 

そして2021年9月にデジタル庁が発足し、全国の自治体でDX推進の動きがますます活発化しています。

 

北区においては「北区情報化基本計画2020」のもと、情報政策課が中心となり関係所管と連携し、ICTの活用による業務改革や情報戦略を推進しています。

 

令和2年7月に庁議においてウェブ会議システムを導入し、また、テレワークの環境整備として、専用のUSBドングルを全管理職に配備し、自席以外から庁内の内部情報系システムにアクセスできる環境を構築していただきました。

 

さらに令和3年度には、保育園・幼稚園関連業務について非効率な業務の改善を図るための実証実験が行われ、令和4年度には、北区版DX推進方針も策定予定です。

 

DXの取り組みを進めることはコロナ対策としても大きな期待が寄せられ、私自身これまでもキャッシュレス化等の具体的なご要望をしておりますが、更なる推進が必要です。

 

そこで今後DXを進めるにあたっては、区の職員・教員の皆様にも、これまで以上に理解を深め、推進の気概を持っていただけるようDX推進に関する研修などを実施していただくことを要望しますがいかがでしょうか?

 

また、パソコンを利用した在宅勤務の環境整備として、管理職に配布されている専用USBドングルを必要な一般職員にも提供するなどの対策をお願いしたいのですがいかがでしょうか?

 

更に北区版DX推進方針についてですが、方針策定ののちに計画、実施となると実現時期の遅滞が懸念されます。

 

この方針の中で、具体的に取り組む事業ついても盛り込む必要があると思いますが、見解をご教示ください。

 

その方針の策定を待たずとも必要であり、導入可能と考えるDXの具体的事案を3つご提案します。

 

大きく一つは、コロナ禍以前から多くのご要望をいただいている様々なアナログ業務のデジタル化です。

特にご要望が多い3つの事例を挙げます。

 

Aとして北区の施設予約のシステム導入です。

 

ふれあい館やスペースゆうなどの施設を予約する際は、窓口に来館して空き状況を確認のうえ申請したり、抽選会の指定日に現地に足を運んだりする必要があり、利用者の大変な負担となっています。

 

一部の施設予約はシステム化されていますが、その他の施設においてもウェブから簡単に予約できるよう、要望します。

 

Bとして保育園の「一時預かり保育」予約のシステム導入です。

 

一時預かり保育は、認可保育園等において一時的に保育を必要とするお子さんをお預かりする制度で、現在約70の保育園で利用が可能となっています。

 

しかし、予約を取ろうとしてもホームページにおいて空き状況が全くわからないことから、保護者は、一園一園、電話で確認しなくてはならず、大変な手間と労力がかかるばかりか予約が叶わないことも多々ある状況です。

 

そのような社会の声に応えて、空き状況の見える化だけでなくLINEやメールで簡単に予約等ができるシステムが民間開発され、東京都の「スタートアップ実証実験促進事業 第2期」にも採択されました。

 

このシステムを導入すると、保護者の利便性が格段に高まり、また、保育園も電話対応に時間を割かれることなく、保育業務に専念していただけます。

 

すぐに導入できない場合は、早急にホームページ上で空き状況の見える化を要望しますが、いかがでしょうか?

 

Cとして、保育園・学童クラブの利用申請の電子化です。

 

私も数年間要望を続け、手書きの申請書類から、エクセルやワード書式をホームページに掲載していただくことで電子入力が可能となりました。

 

次に目指すべきは電子申請です。

お隣の板橋区をはじめ複数の自治体においても電子申請が始まっており、北区においてもご検討をお願いいたします。

 

以上3つについて、期限を定めて計画的にシステム化を進めていただくことを強くご要望します。

 

次に、DXの事例二つ目として、道路や街路樹などの不具合をLINE等を用いて簡単に報告し、修繕依頼を行う通報システムの導入です。

 

現状、担当課が各相談に対し個別に対応しておりますが、多くの区民の皆様から迅速に対象案件を受信し集約することで、区内各所の安全対策をすばやく講じることができます。

 

現在、東京都の事業として、葛飾区と品川区にてこのようなスマートフォンを活用した道路通報システムを試行しています。

 

それとは別で、練馬区や目黒区では区独自で試行導入を、堺市や横浜市などではパッケージ化されているシステムを採用し既に本格導入がなされています。

 

目黒区では、当該システムと車載カメラによる舗装点検システムの併用により、年間3,000件の区民ニーズに対応していくとのことです。

道路や公園等の安全対策は区民の命に関わるものであり、北区においても導入していただきたいのですがいかがでしょうか?

 

最後に3つ目として電子図書館の導入です。

電子図書館とは、「電子書籍貸出サービス」を実施している図書館のことで、コロナ禍の影響を受けることなく24時間インターネットを通じて簡単に電子書籍の貸出、閲覧などが可能となります。

 

この電子図書館を導入していただきたく、3つの理由を申し上げます。

 

一つは、非来館サービスの充実が必須であることです。

 

北区立図書館は、緊急事態宣言の際に一定期間休館となり、また、職員の新型コロナ感染等による臨時休館等が度々行われております。

 

コロナ禍前後の来館者数について確認したところ、令和元年度から令和2年度でなんと86万人近くの来館者が減少しています。

 

休館や時間短縮で利用できない方や感染が不安な方をはじめ、図書館に来館しにくい乳幼児を育てる保護者や足の不自由な方々にも読書の機会を提供するために、非来館サービスの充実は必要不可欠です。

 

2点目としてウェブアクセシビリティに優れている点です。

 

電子図書館が導入されれば、目の不自由な方や加齢により小さな文字が読みにくくなった方など多くの方に、自動音声による読み上げ、文字の大きさ調節機能などを活用することで読書を楽しんでいただけます。

 

3点目として教育的効果が期待できる点です。

 

区立小中学校でも1人一台パソコンが配布され、オンライン学習が当たり前に行われています。将来はデジタル教科書の導入も予定されており、電子書籍での調べ学習など、教育的効果も期待できます。

 

全国的にも多くの自治体で導入されており、東京23区においては既に約半数が実施しています。

 

電子書籍は費用がかかる、一部に閲覧回数の制限があるなど課題はあるものの、メリットの方が明らかに多く、早期導入を求めますがいかがでしょうか?

(次のテーマに続く)

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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