私たちの住む北区においても猫が散見されますが、そのお世話は誰がしているのでしょう?
その猫たちへ餌やりはいけないことなのでしょうか?
まだまだ周知が進まず、地域の皆さんに理解がされていないこともありますが💦
多くの地域猫について、ボランティアさんたちが適切な餌やり、糞尿処理などをしてくださっています。
また、猫の繁殖力が非常に強いため、区民ボランティアの善意により、不妊去勢手術費用を行い、その費用の一部をご負担いただいています。
野良猫を捕獲し、不妊去勢手術を行い、元の場所に戻すことを【TNR】と言いますが
TNRは、飼い主のいないかわいそうな猫を増やさない取り組みであるだけでなく、殺処分を減らす効果もあると言われています。
日頃からTNR活動をしてくださっているボランティアの方々の活動には本当に頭が下がります🙏✨
これまでも地域猫の活動についてご相談・ご要望をいただいておりますが、昨年冬、地域猫活動をされている方々10名以上と意見交換をさせていただき、区に対しご要望を続けています。
ボランティアさんの活動は近隣の方から理解が得られないこともあり
「迷惑だ、餌をやるな」
など、心ない言葉をかけられることも多々あるそうです😢
こうして、多くの区民ボランティアの方々は肩身が狭い思いでお世話をされています。
今回、北区議会の予算特別委員会において、課題解決のため訴えましたので掲載します‼️
地域猫の活動について、1人でも多くの方に知っていただきたいです。
最後までご覧ください🐱
◆概要
❶地域猫に関する不妊去勢手術助成の負担軽減について3点
●助成の増額もしくは全額助成を求める。
【区からの回答】
助成について過去に拡充した経緯があるが、様々なご意見があるため検討を進めていく。
●助成について、立替払いではなく、その場で費用から差し引かれる「現物給付」を💴
【区からの回答】
獣医師会の事務的な負担もあるため、今後、さらに利用者の負担が軽減されるよう検討する。
● 公益財団法人どうぶつ基金の無料行政枠の活用を
【区からの回答】
多頭飼育崩壊などの困難なケースの飼いネコの場合等、必要に応じて活用を検討している。
❷ボランティアが安心して活動できる環境を
ボランティア登録制を導入することで、ボランティアやお世話している猫の数等を把握できます。将来は組織化を。
また、ビブス等の貸し出しにより区のサポーターと分かるような工夫を求めました。
【区からの回答】
動物愛護推進員等と検討する。
❸地域猫の区民への理解促進のため周知を。またボランティア同士の交流会を。
【回答】前進🎉
北区では「飼い主のいないネコ活動の学習会」を開催しており、今後、餌やりなどのテーマも検討中。
ボランティア同士の交流も実施予定‼️
・・・以下原稿・・・
北区の地域猫活動の支援について伺います。
北区の各地で、地域猫ボランティアの方々が活動してくださっています。
その方々からのお声をもとに大きく3点ご要望させていただきます。
一つは不妊矯正手術の費用助成の拡充です。
猫は繁殖力の強い動物で、妊娠期間が約2ヶ月、一度の出産で平均5頭を出産します。 そして、2ヶ月後には次の妊娠が可能となるため、繁殖サイクルが非常に速いことが特徴です。
飼い主のいないかわいそうな猫を増やさないためにも、野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻す、いわゆるTNR活動を区として積極的に進めなければなりません。
これは、殺処分数を減らすことに対しても最も有効な手段と考えられています。
現状、この活動は区民ボランティアの善意に委ねられており、不妊去勢手術については、北区でも金銭的助成制度がありますが、残念ながら全額助成ではありません。
メスネコ10,000円、オスネコ5,000円を上限に、手術費の3分の2の助成となっており、自己負担分が発生しています。
区民ボランティアの中には、過去60万円以上もご負担されている方もおり、区民の方それぞれに金銭的負担が大きくのしかかっています。
このように、区民の方々の善意に任せ、ご負担をかけているこのような状況をなんとかしなくてはなりません。
TNR活動推進は区の責務でもあると考えており、他区の状況では荒川区は全額補助となっており、全額補助、それが難しいならば更なる引き上げをご要望したいのですがいかがでしょうか?
東京都で金銭的補助の出る「地域における動物の相談支援体制整備事業事業」の活用も視野に入れながら、区民の金銭的負担軽減についてのご検討をお願いしたいと思います。
また、不妊去勢手術に関して、現在の北区の助成の形式は立替払い、いわゆる償還払いとなっています。
申請者が、手術費用を全額支払ったあと、保健所に出向いて申請し、約2ヶ月後に口座に振り込まれると仄聞しており、この方法では、一度に手術出来る頭数に限界があります。
限りある生活費の中で、不妊去勢手術に支出していただいていることから、動物病院窓口で支払う費用が、助成分を差し引いて支払ういわゆる「現物給付」であれば、より多くの猫に手術を受けさせてあげられるとのお声が多々寄せられています。
そこで、償還払い方式から現物給付方式に変更することをご検討いただきたいのですがいかがでしょうか?
さらには、TNR活動を促進している「公益財団法人どうぶつ基金」による行政枠の無料チケットの活用をご提案します。
三鷹市、青梅市、小平市などで活用され、自治体のTNR活動の金銭的負担軽減に大きく寄与されていますが、北区においても導入していただきたくご提案しますが、いかがでしょうか?
月々の収入に限りがある中で、1匹でも多く手術をしようとしてくださっている、区民ボランティアの方々には本当に頭が下がる思いであり、導入のご検討をお願いいたします。
2点目として、ボランティアの登録制度についてです。
現在、北区では地域猫の活動をするボランテイアに対して、登録制度はありません。
よって、それぞれが自己責任で地域で活動しています。
そのため、適切な餌やり、片付けまでされている方でも、地域の方の理解が得られず「餌をやるな、迷惑だ」などと罵倒されることが度々あり、多くのボランティアの方が肩身の狭い思いをしながら活動されています。
そこで、ボランティアを登録制とし、ビブスや腕章などを支給し、他から見て区のボランティアスタッフとわかるような対策をご要望します。
登録により地域ごとのボランティアの方の人数だけでなく、それぞれがお世話している猫がどれだけいるのかを把握することができ、将来的には組織的な活動も期待できると思っていますがいかがでしょうか?
現在、このようにボランティアの方が堂々と活動しにくいという状況があるのですが、登録制の導入に時間がかかるならば、安心してボランティア活動ができる環境づくりを行うためにどのようなアクションをとってくださるのか?ご教示ください。
3点目として、地域猫活動に関する区民への周知活動です。
区民の理解が進まなければ、ボランティアの方々は安心して活動ができません。
今年1月、地域猫活動をはじめる方などに対し、「飼い主のいないネコ活動支援学習会」が開催されました。
今後は、一般の区民の方々に対し、地域猫活動に関する理解を深める学習会や啓発、ボランティア同士の交流会も実施していただきたくご要望させていただきますが、いかがでしょうか?
区として区民の方々の持続可能な活動支援をお願い申し上げまして、質問を終わります。
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