本日、令和4年第二回北区議会に登壇し、3つのテーマについて訴えました。
区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと全力で訴えました。
お忙しい中、傍聴にきてくださった皆様、どうもありがとうございました🙏✨
◆6月議会のテーマ
❶がん検診の受診率向上:本日投稿
〜がん検診ワーストランキングからの脱却
❷保育園保護者・保育士の負担軽減
〜脱使用済み紙おむつ持ち帰り・手ぶら登園
❸ 小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策について
〜給食時の濃厚接触者を激減させる取り組みの提案・マスク対策
本日は、北区のがん検診受診率向上について投稿します。
北区のがん検診受診率は、ほとんどが23区内でワーストランキング3位以内、低迷が深刻な状況です。
がん検診の受診率向上が早期発見につながり、区民の命と健康を守ります。
今回、この問題の解決のため、東京23区に対し受診率向上のための対策についてアンケートを実施しました。
更には、受診率が高い自治体へのヒアリング及び受診率向上の手引きを参考に提案も行いました。
前向きなご答弁が多く、特に受診券の様式については便利で分かりやすいものに変わりそうです💡
少し長いですが、どなたにでもわかりやすく作成しておりますので、最後までぜひご覧ください。
🌸質問・回答概要ダイジェスト版🌸
❶個別勧奨通知・受診券発送の対象拡充
未だ個別勧奨・受診券の発送を行っていない肺がん、大腸がん検診への送付対象を。拡大及び送付対象からこぼれ落ちてしまうような数年間未受診者への救済送付を。
【回答】
さらに受診率の向上を目指して、個別勧奨を拡充する。
❷受診可能ながん検診が一目でわかる受診券様式の工夫 前進🎉
検診ごとの受診券ではなく、その方が受診可能な検診全てが一枚に集約された分かりやすく利便性の高い受診券を発送するよう要望。
例:渋谷区・港区など
【回答】
実施に向け北区医師会等と協議を始めている。
❸ICTツールの活用及びがん検診周知の強化 前進🎉
受診券の取り寄せについて、現状のファックス・電話・ハガキのものを電子申請可能に。
SNS活用、子どもの健康診断時の保護者への周知活動など。
【回答】
子宮がんや乳がん等女性がんの検診について乳幼児健診で情報提供するなど健診事業、健康づくり事業のさまざまな機会を捉えて、区民への幅広い勧奨を進める。
かかりつけ医による受診勧奨についても、引き続き医師会と連携して積極的に取り組む。
各種SNSによるPR、広報バナーの作成等については、可能なものから順次実施を図り、国や東京都の事業とも連携しながら、効果的な啓発活動、受診の勧奨に努める。
・・・以下全文・・・
大きく1つ目、がん検診の受診率向上について質問します。
令和2年度東京都のがん検診受診率調査によると、北区の受診率は残念ながら東京23区内で最下位レベルとなっています。
一般的にがんは早期発見と早期治療により治る可能性が高まり、再発・転移、死亡の割合も低下させることができます。
がん検診受診率の向上により、早期にがんを発見し治療を開始することは、区民の命と健康を守ることに直結し、北区の重要課題と捉えています。
この問題については私も度々委員会にて質問して参りましたが、複数の議員からも議会等で取り上げられてきました。
北区による受診率向上の主な取り組みとして、年度当初に検診の総合案内チラシを全戸配布すること、受診・勧奨通知の発送対象の拡大、各検診の受診期間延長を実施しています。
その他の工夫を行っているものの、令和元年度の調査結果と比較し、残念ながら未だに受診率の低さが深刻な状況であり、更なる対策が必要です。
受診率が高い自治体への調査・ヒアリング及び受診率向上の手引きを参考に以下3点をご提案します。
一つ目は、個別勧奨通知や受診券の送付対象の更なる拡充です。
北区においては、これまでも対象を拡充していただいている一方で個別で受診券や勧奨通知の発送自体を全く行っていないがん検診があること、
そして受診が漏れてしまうと対象から外れ、その後何年も個別通知が届かないことも実際にあることから、更に踏み込んだ対策が必要と考えます。
受診率が高い自治体の取り組みによると、例えば乳がんや子宮がん検診は対象年齢がそれぞれ20歳以上、40歳以上の女性かつ隔年受診と送付件数も絞られ経費も抑えられることから、
その年の対象者全てに受診券を送付することで、受診率向上の絶大な成果を上げています。
北区における子宮がん検診受診率は23区最下位の11.8%です。
よって、通常発送対象とならない数年間の未受診者も含め、その年の対象者全てに送付をするなど思い切った対策を求めますがいかがでしょうか?
更には、未だ個別勧奨・受診券の発送を行っていない肺がん、大腸がん検診への送付対象拡大もご要望いたします。
受診券・個別勧奨通知の発送は受診率向上のための最も基本的な事務であり、効果があるとのエビデンスがあります。
送付対象からこぼれ落ちてしまうような数年間未受診者への救済も併せてご検討をお願いしたいと思います。
二つ目として受診可能ながん検診が一目でわかる受診券様式の工夫です。
現状、北区のがん検診の受診券は種類ごとに一枚一枚分かれています。
また、受診券ではなく勧奨通知を個別に発送する場合があり、その後受診券を受け取るために、電話等で申し込みの上、取り寄せが必要です。
一方、受診率の高い複数自治体では、個別勧奨通知ではなく、最初からその方が受診可能な全てのがん検診の受診券が一枚に集約された受診券シートと併せて各検診の受診医療機関の一覧が送付されます。
区民がそのシートを持参し医療機関を受診することで、医療機関側で同時受診可能な他の検診も勧奨し、相乗効果に繋がっています。
北区においても、当該区民が対象となる全てのがん検診が一目でわかり、一枚に集約された受診券を送付することを求めますがいかがでしょうか?
3つ目として、ICTツールの活用及びがん検診周知の強化です。
ICTの活用として、受診券を取り寄せるために、電話・ファックス・ハガキでの申し込みに限られるがん検診については、電子申請が可能となるよう利便性の向上を要望します。
また、周知強化として、区の各種SNSにおいて広報バナーを作成した呼びかけ・拡散及び個別通知についても、対象年齢や特性に応じた勧奨内容とすることを提案します。
母親世代に多い子宮がん・乳がん検診に関しては、乳幼児の集団検診時に保護者へのがん検診の勧奨・リーフレット配布をするなど、将来の受診啓発を含め機会を捉えた受診勧奨を要望します。
特に、かかりつけ医からの受診勧奨は科学的根拠のある受診率向上策として推奨されています。がんに関する知識の普及活動など、各関係機関と横断的に連携して周知啓発に取り組んでいただきたいのですがいかがでしょうか?
区民の命と健康を守るため、早急な対策強化をお願いします。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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