2月24日、令和5年第1回北区議会に登壇しました。
任期中最後の一般質問ということもあり、感慨深いものがありました…涙
区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと、この四年間16回を全力で訴えてきました。
今回のテーマは
赤羽駅東口地区の再開発をはじめとする、まちづくりです。
赤羽在住の区議会議員としても、多くのお声を寄せていただいていました。
それは
何が行われようとしているのか?
地元でもあまり知らない方が多い、というものです。
また、開発についてはそれぞれ、そこに住む方々の想いがあります。
権利を有する方々のご意向が第一ではありますが、地元の方などの想いをまちづくりに取り入れることも重要です。
現状、大枠が固まってから出ないと一般の方にオープンにならず、そのタイミングで意見を述べてももう遅い状況です。
そうした状況を懸念し、地元赤羽小保護者や地域の商店街の方々が行ったアンケート調査が以下です。
(2012年12月20日〜2013年1月10日、515名回答、現地・ウェブアンケート調査)
主な項目ですが
「 一番街やOK横丁について、 再開発ビルの建設が検討されていることをご存じですか?」
について、当該場所の権利者やテナント契約の方、 近隣住民等の関係者であっても
6割の人が「全く知らない」「あまり知らない」と回答。
次に、再開発されるとしたら 一番街・ OK横丁の雰囲気を 「必ず残したい」 「できれば残したい」と回答した人がおよそ8割です。
私もこのアンケート収集に協力し、街の声を聞いて歩き、皆さんのたくさんの想いを受け止めました。
再開発が行われても、もともとそこに住んでいる人たちが、今まで以上に愛着を持って住み続けたいと感じる
そして区外からも赤羽を訪れたいと思っていただける、そんな街にしていきたい。
区議会では4点を訴え、本件に限らず、区民との対話と情報公開をもとにしたまちづくりを強く求めました。
🟥主な訴えダイジェスト🟥
❶赤羽の再開発 一般の地域住民が広く参画できる対話型の広聴の場を設けて!
◆区からの回 残念⤵️
準備組合にご要望として伝える。
❷まだまだ内容や検討の進捗が知られていない。SNSや北区ニュースの活用などによる積極的な情報提供と理解促進を!
◆区からの回答 前進🏃♀️🎉
多様な広報媒体の活用を含め、わかりやすい情報提供を積極的に進める。
❸赤羽らしいまち、人情ある雰囲気を残したまちづくりを進めるためにデベロッパー任せにせず、区がビジョンを示したまちづくりを行うよう求める。
◆区からの回答
積極的に各地区と連携し、望ましいまちづくりの実現に努める。
❹赤羽小学校の改築
地域住民に考え得る様々な可能性を提示し、赤羽小学校の子どもたちの良い教育環境を担保することを大切にしながら検討していくべき
【区の回答】
新年度から策定に着手するまちづくり基本計画の中で、赤羽小学校の施設更新等についても、一定の考えをまとめる。
計画策定においては検討会の設置や、パブリックコメントの実施、地域の皆さまのご意見も伺う。
・・・以下原稿の全文・前半・・・
本日は北区のまちづくりについて伺います。
まずは、赤羽駅東口地区のまちづくりである赤羽一丁目市街地再開発事業についてです。
北区赤羽といえば、人情溢れる街として全国的に注目を集め、地域の方々はもちろん
わざわざ赤羽で下車して立ち寄る方も多数いるほど愛される、北区を代表する観光スポットです。
特に「せんべろ」と呼ばれる繁華街は、赤羽がたびたび「本当に住みやすい街大賞」などにランクインする理由の1つとして、赤羽とは切っても切り離せない北区の重要な財産だと思っています。
映画の撮影は年間100本以上あり、ノスタルジックな風情ある街並みは日本中でもなかなかないと映像業者の方々が口を揃えておっしゃるのだそうです。
一番街商店街に隣接する北区立赤羽小学校は、明治時代から創立140年以上もの伝統がある学校です。
「繁華街の中に学校があると治安が心配」とのお声をいただくこともありますが、むしろそのおかげで子どもたちと地域との交流が充実しています。
例えば、赤羽小学校の伝統であるマーチングパレードは、毎年子どもたちが「赤羽馬鹿祭り」で披露してきましたが、新型コロナの影響で3年連続中止。
子どもたちは練習の成果を発揮する場所を失っていました。
これをなんとかしようと学校と地域、保護者が連携して立ち上がり、昨年の春は「miniBAKAパレード」が開催されました。まさにまち全体で協力体制がとれた一例です。
こんな人情味あふれる素晴らしい赤羽が今、再開発によって大きく変わろうとしています。
戦後の建物が多く残る一番街やOK横丁、シルクロードでは、耐震性・耐火性が低い老朽化した建物が密集していることから、火災や大きな地震が発生した場合には住人の命と財産を奪う危険性もあり、早急な建て替えが必要です。
そこで、北区では十条駅前の再開発に続き、赤羽東口駅前の再開発を念頭に置いた検討が準備組合等により進められています。
再開発事業の第一地区(現バーガーキング周辺)については、都市計画手続きが進められ、この秋に都市再開発法第11条に基づく再開発組合の設立が予定されており、
北区でも事業支援として権利変換計画作成等に関わる費用を補助し、2028年3月までの竣工を目指して26階建ての高層マンション建設を計画しています。
そして、2022年3月にOK横丁を含む第三地区、そして、つい先月、2023年1月に赤羽一番街を含む第二地区について、権利者の3分の2を超える合意を経て準備組合が設立されたと認識しています。
ここで懸念されるのが、再開発・まちづくりへの地域住民参画の仕組みと広聴・広報活動です。
2022年3月に開催された「赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業に係る説明会」において、第一地区開発の具体的な内容がようやく一般の地域住民に明らかになったと認識しています。
その後、
「おおむね最終段階になってからでないと、状況を知ることはできないのか?」
「次に企画されているという一番街やOK横丁の再開発の検討について知らない」
「地域の想いは聞いてもらえないのか?」
といった、多くの不安のお声が寄せられるようになりました。
私自身、北区赤羽に住み、子どもたちが赤羽小学校に通う保護者でもあることから、地域住民の声がよく届く立ち位置におります。
準備組合の会議に出席する方からも「会議に出席するが、内容がよくわからないままに進んでいて不安だ」という声すら上がっています。
こうした状況に危機感を覚え、地元商店街の方や赤羽小学校保護者らの有志等で結成した任意団体が再開発に関するアンケート調査を行いました。
私もそのアンケート収集に協力し一番街などを回り、お声を集めました。
現地の方々の想いを肌身で感じ、また、赤羽を愛する地域住民の一人として胸が熱くなりました。
以下、その結果です。
令和4年12月20日から令和5年1月10日に行われ515名が回答した、現地・ウェブによるアンケート調査によると
「 一番街やOK横丁について、 再開発ビルの建設が検討されていることをご存じですか?」という問いに対し、当該場所の権利者やテナント契約の方、 近隣住民等の関係者であっても、 6割の人が「全く知らない」「あまり知らない」と回答しています。
次に、再開発されるとしたら 一番街・ OK横丁の雰囲気を 「必ず残したい」 「できれば残したい」と回答した人がおよそ8割。
更には、再開発の検討について、8割以上の方が 「早い段階で住民の意見を聞くべき」 「デベロッパー任せにするべきではない。行政がもっと関わるべき」と回答しています。
そのため、このまま、まちづくりを進めるのは危険な状況と考えます。
北区は、「自分たちのまちは自分たちでつくり、守る」という基本理念を掲げています。
何のため、誰のためのまちづくりなのか?
今一度立ち止まって、区民の意見を尊重し寄り添ったまちづくりを検討する必要があるのではないでしょうか?
ここで、このアンケート結果を踏まえ以下3点を要望します。
➡︎つづく
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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