私事ですが、15年間勤めた戸田市役所を退職することとなりました。
正直、自分でも辞めると思っていませんでした。まだ信じられません。
振り返ると、行政で働くことで行政内部の動きについてよく分かりましたし、事業計画、予算積算から施策実施まで、どのように動いていくのか知ることができました。
住みよさランキング上位、子育て施策は日本トップレベルと言われている戸田市で働くことができたことを、誇りに思います。
また、プライベートでは保育園父母会会長を通して保育園での保護者の負担軽減に努め、さらには一区民としてママ・パパ仲間と力を合わせ、待機学童解消にむけた署名・請願という具体的なアクションへ結びつけることができたのは、自分に行政経験があったからだと思います。
「人のために、地域社会のためになる仕事がしたい」
そう思って公務員になりました。
今でもその気持ちは、何一つ変わりません。
でも、待機児童、学童問題など子育てする上でさまざまな課題に実際に直面し、その解決のために地域の色々な方と出会っていく中で、そして地域団体「北区はたらくママネット」の活動を通し、かけがえのない出会いと生きる力をもらう経験の中で、自分の生きる場所はここだと思ったのです。
とはいえ、この決断をするのに、半年以上、胃が痛い毎日が続きました。
辞めなければ安定した公務員人生を送ることができる。
将来の不安は何ひとつない。
正直、もう辞表を出したのに、いまだに眠れない日もあります。
不安でたまらないこともあります。
この話をもちかけたとき、親から泣かれそうになったし、上司からも全力で止められました。
リスキー過ぎる、と。
当然すぎて、返す言葉もありませんでした。
それでも、もしかしたらこんな私でも、もっと地域の役に立てるかもしれない。そう思い、辞表を出しました。
それくらい、地元での地域活動は私にとって大切で、かけがえのないものです。
これから、まだはっきりした計画はありませんが、これまでの活動を続ける中で模索し、より地域のため、人のためになる活動を広げながら、自分の力を発揮できる場所で働いていきたいと思います。
在職中は、たくさんの同僚、上司の方々に支えられ、2児を育てながら、なんとか仕事と両立をしてまいりました。
職場の方々の理解なしでは、とても働き続けることはできなかったと思います。
これまでお世話になりました関係各所の皆様、本当にどうもありがとうございました。
そして、これからも応援していただけたら嬉しいです。
不安でいっぱいですが、私は頑張ります。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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