先日、豊島区議の永野さんら主催の
「子育て議員連盟」会議に出席しました。
「子育て議員連盟」とは、子育て中の地方議員が安心して働けるよう議会の環境を整備していこうという趣旨で、2018年8月に設立されたものです。
日本の議会、まだまだだなって思うんですね。
例えば
ニュージーランドでは
議長が議長席で赤ちゃんにミルクをあげながら議事を進行しているニュースがありました。
赤ちゃんは、別の男性議員が同性パートナーとの間で迎えた子で、代理母が産んだお子さんとのこと。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM8Q3TB8M8QUHBI00V.html
また、ニュージーランド首相が出産されて産休取得、産休明けに国連総会の会合に赤ちゃん連れで出席されました。
頭がクラクラするくらい世界が違う気がします。
日本ではどうでしょうか?
本当にショックだったのは、出産前の「おしるし」があるまで議場にいたという議員さんがいらっしゃいました
そこまでして議場にいなくてはならない、そんな環境なのでしょうか(泣)。
例えば、
北区議会議員で任期中に出産された先輩は
初めての事例だったため、当時出産は「事故」扱いだったそうです。
その後、平成27年に標準議会会議規則の改定により、全国的に、欠席の事由で「出産」という言葉が入ったとのこと。
地方議員は、特別職の公務員で、地方公務員法の適用はありません。
ですので、産育休の制度はありません。
北区議会会議規則では、出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出すると定められています。
それによって、出産にかかるお休みがいただけるようです。
北区のお隣、足立区では、当議員連盟の長谷川たかこさんが中心となって奮闘してくださり、大きく前進した事例としてご紹介がありました。
足立区において、育児と議会活動の両立を支援するため「5つの支援策」を導入したそうです。
・・・・
【足立区の支援策】
①議員が多自治体を視察する際に子供同伴を許可する(23区初)
ただし、子ども・ベビーシッターの交通費や宿泊費は実費。
②議会棟の1室を託児室とし、議員や傍聴人が利用できるようにする
③体調に配慮し、本会議や委員会で着席のまま質問できるようにする。
宿泊を伴う出張に子連れで参加が制度化
④議員研修会や議員連盟等の会議について子ども同伴で出席できる。(1才まで)
⑤ハラスメント
ハラスメント全般の研修を適宜実施し、妊娠、出産、育児中の議員が活動しやすい環境を整える。
・・・・
他にも、お腹が大きくなったので席を端にしてもらったり
着席したままの質問を許可してもらったりと
妊娠期には融通を効かせてもらったそうです。
本当に目から鱗の有意義な会でした。
議員連盟の皆さんとともに
育休数年とまでは言わなくとも、
出産や産後のための休暇だけでなく、
家族や子どもの介護、看護のための休暇の整備等を行うことで
若い女性でも政治にチャレンジでき、議員になっても出産や子育てを諦めない。
そんな環境づくりを目指していきたいと思います。
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