漫画「同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました」〜ママになっても「好き」を諦めない!を再確認

あるママの実話をもとにした漫画を友人からいただいた。


”同人イベント”のことはよく知らないけれど
「託児所を作ったとはすごい行動力!友人は、私に何か伝えたいに違いない!」
と、読んでみることに。


あっという間に読み終え、何度も何度も乳幼児育児をしていた頃の自分と重ね合わせた。


【ネタバレ・要注意】


乳児の子育ては、自分という存在を忘却するほど、とにかく赤ちゃん第一の24時間育児。


私自身、産後うつを経験したが産前に繋がっていた仕事・社会から離れ、赤ちゃんの世話だけをしていると、孤立感に苛まれることがあった。


著者は、育児疲れと自分の居場所がなくなり孤立感を抱くなか、育児の楽しさよりもストレスが圧倒的に大きくなった。


しかし、そんな時自分の趣味「好きなこと」にて家庭でも仕事でもない居場所、やりがいを得た。それが「推し活」。


その後も著者は活動を続け、第二子妊娠後に自ら同人誌を出版。


ママでもパパでも気兼ねなく同人イベントに参加できるように、オタママのための託児所設置に奮闘する。


(マンガオタクには絶対的に大切で、何事にも替えられない大事なイベントだそう。)


「子育て中のママでもイベントを楽しんでいい!自分の時間があっていい!」


著者はSMSでアンケート実施し、需要が見込めると判断したものの託児所「にじいろポッケ」を設置するにあたって、予期せぬ多くの困難に直面。


会場手配の課題、予定よりも利用人数が集まらない、経費がかかる。。。


しかし、著者は解決策を探る。
赤字を克服するためにクラウドファンディングを実施。

すると、想像以上の賛同が得られ1日経たないうちに目標額を達成。最終的には目標の3倍以上の額を得る。


その原資を元に、利用満足度98%というママも子どももハッピーな託児所を創り上げる。


そして、著書の既存の仕事でも子育てでもない第三の自己実現への挑戦はこれからも続いていく。



冒頭でも申し上げたが、私は著書に大変共感し、自分の育児が走馬灯のように蘇った。


私は、産後うつを経験した。


産後数ヶ月、子どもが可愛いと思えない日々が続き社会的に孤立した。


そんな孤独な母を増やさぬように、北区でママたちによるママたちのネットワークづくりを始めた。


それが先日10周年を迎えた「北区はたらくママネット」の活動だ。


「ママになっても好きなことを諦めなくていい」
「挑戦を諦めなくていい」


むしろ自己実現が可能となることで相乗効果となり、育児にも良い影響を与える。


当時、私の「北区はたらくママネット」の活動が、私の居場所と活躍の場を与えてくれた。


そして、子育てしながら学童待機児童の署名活動や、当時通っていた赤羽台保育園の諸課題解決のために一区民として、多くのママパパたちと奮闘することができた。


それがのちに北区議会議員を目指すきっかけに繋がった。



本作でも著者の四辻さんが自分が進めることに世の中の理解は得られるのか、バッシングを受けることはないのか不安になる場面があるが、実際は後押ししてくれる人がたくさんいた。


仕事ですら、子どもを預けることへ罪悪感を持つ方がいる中で、自分時間のためとなると更に多くの方が罪悪感を持たれることだろう。


自分らしくあるために、ここまで爆進する人がいるという感動もあった。


もうママが我慢するのが当たり前の時代ではない。


ママであると同時に、好きなものは好きと言っていいし、そこに時間を使っていい。


社会全体で子育てする時代をもっともっと、進めていきたい。

自身の自己実現のためにも「好き」を叶えられる育児環境を整えたい。


そう背中を押してもらえる一冊だった。


ぜひ、手にとってご覧いただきたい。

・・・
タイトル📕
「同人イベントに行きたすぎて託児所を作りました」
原作:四辻さつき
出版:KADOKAWA 


🏡KADOKAWAホームページ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322308000380/

--------------------------------------------------------------------------------------------

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

にほんブログ村に参加中です。もしよろしければクリックして応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村