北区議会で訴え スーパーシティ構想、区立学校のICT化 〜その3 集金袋編

今回の一般質問のテーマは、2点。

 

①スーパーシティ構想について
https://komazakimiki.jp/5068/
(11月25日掲載)

 

②北区立小・中学校のICT化について

*連絡帳・プリントのデジタル化
https://komazakimiki.jp/5074/

(11月26日掲載)

*現金の集金袋廃止、
PTA本部のWi-Fi環境整
→今回掲載

です‼️

 

多くの北区立小学校の教材費について、いまだに、一円単位まで、こどもが現金を持参し先生が回収する集金袋形式です。

 

現金リスク、先生方の大きな負担から、キャッシュレス化が急務となっています。

 

今回は区立小・中学校でのICT化の中で、現金の集金袋廃止、PTA本部のWi-Fi環境整備について掲載します。

 

・・以下原稿・・

 

◆集金袋廃止、キャッシュレス化を

3つ目として、区立小学校における教材費の集金袋での現金回収を廃止し、キャッシュレス化を推進することを要望します。

 

現状として、いまだに多くの区立小学校において、1・2ヶ月に一度、集金袋が配布され、児童が学校に教材費として一円単位まで現金を持参する手法がとられています。

 

月によっては五千円近くを児童が持参することもあり、保護者からは「紛失のリスクがある、トラブルの元、時代錯誤」という多くのお声をいただいています。

 

また、「学校に提出するまでの間に集金袋から現金が飛び出してしまい、金額が合わなくて何度も困ったことがある」とのお声も寄せられています。

 

教職員も、集金袋一枚一枚に金額を手書きして押印し、家庭から預かった現金を一円単位で数え、処理を行うという大きな負担があることから、業務効率化が急務となっています。

 

ここで、全区立小学校35校にアンケートを実施したところ、約3割に当たる11校において、口座引き落とし等の現金回収でない方法が取られていることがわかりました。

 

すでに小学校の給食費については、口座引き落としになっていることから、給食費と同じタイミングで引き落とすことで、手数料の負担なく導入が可能となっています。

 

実際にその方法で実施している学校もあります。

 

また、教員の口座引き落とし事務軽減のため、毎月ではなく半年に一回にしてまとめる等、工夫している小学校もあります。

 

私自身、口座引き落とし導入校にヒアリングにも伺いました。

担当の教員の方は「現金回収と比較してもそれほど負担が大きいということはなく、子どもに現金を持たせないという安心感には変えられない」とお話されていました。

 

このように、やり方次第で導入が可能であり、負担もそれほど大きくはないと認識しています。

 

なお、全北区立中学校の教材費については、集金袋ではなく、すでに口座引き落としとなっていると認識しており、

 

今年3月の予算特別委員会のご答弁においても、教育委員会において、集金袋での現金回収については改善の意向を持っていただいていると思っております。

 

区からは「もし現金で集めているところがあれば、口座でのやりとりを紹介するなどして、負担のないようにしたい」とのご答弁でしたが、その後の進捗はいかがでしょうか?

 

さらには、事務レベルで導入時のノウハウについて共有していただく機会を設け、区全体として積極的に口座引き落としを進めるよう促していただきたいのですが、いかがでしょうか?

 

また、私立学校が取り入れているクレジット決済、オンライン上で教材を注文かつ購入できるシステムを導入する等、ICTを用いた他の手法でもキャッシュレス化は可能です。

 

これらについてもご検討いただきたく、区の見解を伺います。

 

◆PTA本部におけるWi-Fi環境整備

 

最後に4つ目として、学校のICT化に関連し、区立小・中学校のPTA本部に対するWi-Fi環境整備について要望します。

 

学校のPTA本部においてもICT化が進めてられおり、例えば、PTA独自の専用ホームページを作成し、そこでプリントをダウンロードできるようにし、また、ライン公式アカウントやメールを用いて保護者への連絡を行っているPTAもあります。

 

コロナ禍で、学校のPTA運営委員会等において、学校現場で教員が参加する会議と同時進行で、PTA役員がオンラインで参加するような、オフラインとオンラインを組み合わせた

 

「ハイブリット形式会議」等の通常業務に関することはもちろん、学校行事などのライブ配信を行うことも、今後は必要になると考えます。

 

その際、実際にライブ配信等を行ったPTAについては、学校のネット環境に頼らず、自身のポケットWi-Fiを用いて対応されていますが、場所によっては電波が悪いこともあり限界があるとのことで、お声を寄せていただいています。

 

PTA本部の活動も、その学校に通う全ての子ども達のための活動であり、学校からのサポートが必要です。

 

一般企業などでも来客用にゲスト用のWi-Fiを用意しておくのは当たり前の時代になっていることから

 

今後、学校のWi-Fi設備を整える際には、教員・児童生徒だけでなく、ゲスト接続等により必要なPTA本部活動においてもWi-Fi使用を可能とするよう要望しますが、区の見解を伺います。

 

 

タブレットやスマートフォン等のICT機器を日常的に使用する子どもたちはSociety 5.0 時代を生きようとしています。

 

それにも関わらず、GIGAスクール構想等、令和の時代にふさわしい教育内容を進めていく教職員やPTA保護者らの環境が非常に非効率的であり、

 

子どもと向き合う時間や本来の教育研究等の時間、生産的な地域活動時間を奪ってしまっていると考え、以上4点の積極的な導入を要望します。

 

これで質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

 

・・・

 

◆北区からの答弁(回答)概要

 

小学校での導入については、校長会と相談していく。

クレジット決済による支払いは、システム開発経費がかかるなどの課題もあり、現時点では考えていない。

 

PTA本部へのWi-Fi環境については、GIGAスクール構想運用検討委員会において検討する。

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