東京都北区 ホームレスの方への食糧支援の現場から学ぶ

3・4年前、赤羽公園や赤羽駅でホームレスを数名、お見かけして以来、

 

赤羽でホームレスらしき方を見かけることはなくなり、もうこの地区にはいらっしゃらないものと思っていました。

 

しかし、そうではありませんでした。

 

私には

 

「見えていないだけ」

 

と気づけたのは
ソーシャルコミュニティめぐりやさんの活動のおかげです。

 

めぐりやさん(北区赤羽)は、この緊急事態宣言中、食糧にお困りの方のために
毎日欠かさず無料弁当を30セット以上つくり、店頭に並べてくださっています。

 

毎晩21:30頃から店頭で提供される無料弁当や物資は、ホームレスの方だけでなく、

 

全ての生活困窮者を対象としたもので、緊急事態宣言の間は毎晩提供される予定なのだそうです。

 

また、月に一回、おにぎりを用意して、近隣のホームレスの方々に配布される活動も行われています。

 

Twitterで毎日お見かけするこの活動に、私はとても感銘を受けました。

 

めぐりやさんでお話を伺うと、ホームレスは、いなくなったのではなくて

日中は、あちこち移動しながら外で活動されており、夜遅くになると、雨風しのげる建物に戻って来られるのだそうです。

 

夜遅くにそうした建物周辺に行く機会もなく、見えていなかった自分を恥じました。

 

平成31年1月に実施したホームレスの実態に関する全国調査(目視による概数調査・厚労省)によると確認されたホームレス数は、4,555人。

 

そのうち、ホームレス数が最も多かったのは東京都で1,126人とのことです。

 

北区の、現場をしっかりと見て、学ばなくてはならないと思い、
おにぎり配布の活動に同行させていただきました。

 

建物の隅っこで

横になっておやすみされている方

ありがとうと声をかけてくださる方

いらないとジェスチャーされる方

この目でしっかりと現場を確認しました。

 

なんとかしなくてはならないと思う一方で
路上生活によるストレス等により
精神疾患を患ってしまう方もいらっしゃることから、なかなか行政の福祉サービスにつながりにくいといわれています。

 

例えば生活保護も、本人が受給したいという意志がなく、「受けたくない」ということであれば難しくなります。

 

ホームレス問題については
諸外国や渋谷区で導入されている「ハウジングファースト事業」がその解決に近づく手法なのではないかと思っています。

 

「ハウジングファースト事業」とは、まず、住まいの提供を第一に行い、一人ひとりに合った支援を行うものです。

 

渋谷区では、関係づくりから支援の終了までを一貫して同じ支援員が寄り添うパーソナルサポートを行うことで、多くの方の社会復帰を果たしているとのことです。

 

コロナ禍でいつ誰が、そのような、あるいはそれに近い状況に陥るかわかりません。

引き続き、支援について調査研究し、北区での提言に繋げていきたいと思います。