令和4年第一回北区議会に登壇し、3つのテーマについて訴えました。
区民の方々の声を背負い、皆さんが少しでも前進するようにと全力で訴えました。
共に調査・研究活動をしてくれている仲間が応援にきてくれました。
おやつの質については、健康面・栄養面に配慮したものとする旨の良い答弁(回答)をいただけました‼️
最後まで是非、ご覧ください🙏✨
◆今回のテーマ
❶北区のDX推進:
2月24日投稿
❷高齢者のフレイル・介護予防:
2月26日投稿
❸学童クラブへの障害児受け入れ・おやつ問題:
本日投稿
本日掲載するテーマは、学童クラブの諸問題についてです。
◆質問概要
❶学童クラブへの障害児受入について
2021年5月に障害者差別解消法が改正され、2021年9月には医療的ケア児支援法も施行され、他自治体において積極的な受け入れが始まっています。
特別支援学校に通う重度の障害のあるお子さんでも希望があれば個別に判定し、可能な限り社会的な壁を取り除き受け入れをおこなう自治体もあり
文京区では100名以上の障害児が健常児と共に放課後を過ごしています。
しかし、北区においては集団生活が可能かどうか等の厳しい基準により、若干名の受け入れしかできておりません。
北区においても受け入れ基準等を再検討するなど、子ども同士が生活を通して共に成長できるよう、希望する障害児には可能な限り活動のサポートを行い
他の児童と一緒の空間で過ごせるよう、体制の充実と積極的受け入れを求めました。
【回答】努力する
障害のある児童にとっても安心安全な居場所となるよう、他自治体の事例などを参考に、ハード・ソフト両面の環境整備に努める。
❷学童クラブの諸問題
🅰️おやつの質
学童クラブ運営指針により学童クラブのおやつは「補食」の意味合いがあるとされています。
現状、駄菓子やスナック菓子ばかりという苦情を継続的にいただいています。
更に「学校給食衛生管理基準」に準じ、有害若しくは不必要な着色料、保存料などの食品添加物が添加された食品を使用しないよう、改善を求めました。
【回答】大きく前進🎉
可能な限り栄養面・健康面に配慮した対応に努める。
🅱️保護者と職員の負担軽減
・月に一度、児童の現金1,500円持参を廃止し、口座引き落とし等へ
・職員のおやつの買い出しから配達へ(月に6回の買い出しに行くことも)
【回答】検討
他自治体の事例などを参考に、負担を軽減するための方策を検討する。
・・・以下原稿・・・
最後に大きく3点目、学童クラブの諸問題について伺います。
まず、障害児の受け入れについてです。
障害児は、放課後、ほとんどが放課後等デイサービスに通所すると認識していますが、数が十分ではなく、継続的に増設のご要望をいただいています。
増設には人材確保などの課題がある中で、北区では令和3年度に2園の増設が叶い、今後も積極的に取り組みを進めていただく予定です。
一方で、厚労省が示す学童クラブの運営の元となる「放課後児童クラブ運営指針」において、障害のある子どもや、特に支援が必要な子どもへの育成支援が掲げられています。
障害のある子どもの受入れの際には、まず、インクルージョンの考え方に立ち、子ども同士が生活を通して共に成長できるよう
障害のある子どもも放課後児童クラブを利用する機会が確保されるための適切な配慮及び環境整備を行い、可能な限り受入れに努めることとなっています。
更には2021年9月に「医ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が施行されました。
この法律において、放課後児童健全育成事業を行う者の責務として利用する医療的ケア児に対し適切な支援を行うこと、
そして、そのための体制の拡充として看護師等の配置やその他の必要な措置を講じることが明記されています。
現状、北区では、障害の程度や集団生活が可能か否かを個々に判断し、必要に応じて人的配置を行っていると仄聞しています。
しかし、実際の受け入れは若干名と伺っており、集団生活が可能かどうかを条件とする場合、非常にハードルが高いものと推察されます。
他区の状況として、文京区では平成11年度から、特別支援学校などからの学童クラブへの申請があった場合、個々の案件において審査会を実施し、現在100名以上の受け入れがあると確認しています。
重度の肢体不自由児も受け入れを行っているそうです。
2021年5月に改正された障害者差別解消法等による権利意識の向上により、集団生活が可能か否かまた自分たちで育成室まで登室できるかという基準を見直し
集団生活が可能となるよう区側がサポートするという方針のもと受け入れを行っているとのことです。
既に23区内の複数の自治体において同様に、積極的な受け入れが始まりつつあります。
北区においても受け入れ基準等を再検討するなど、希望する障害児には可能な限り
コニュニケーションや活動のサポートを行い他の児童と一緒の空間で過ごせるよう、サポート体制の充実と積極的受け入れを求めますがいかがでしょうか?
次に、学童クラブのおやつに関する2つの課題について伺います。
課題Aとして、おやつの質についてです。
学童クラブのおやつは、間食や補食の意味合いを持っています。
厚労省が示す「放課後児童クラブ運営指針」においても、発達過程にある子どもの成長にあわせて必要とされる栄養面を考慮すること、
また、補食としての役割もあることから内容、量等を工夫する旨が明記されています。
よって、学童クラブのおやつは単にお菓子を与えればいいものではありません。
しかし、多くの学童クラブでは駄菓子などが提供されており、コロナ禍前にはファーストフードのフライドポテトやカップラーメンが提供されていた学童もあると仄聞しております。
学校給食に目を向けると、食品の購入について文科省から「学校給食衛生管理基準」が示されています。
その基準には、有害若しくは不必要な着色料、保存料などの食品添加物が添加された食品を使用しない旨が明記されており、学童クラブのおやつについてもこの内容を考慮していただきたいと思いますがいかがでしょうか?
学童クラブは保育園と異なり、栄養士がおらず調理室がないことから手の込んだおやつの提供が難しいことは理解できます。
しかし、「補食」の意味あいや国から示されている指針を意識していただければ、おやつの質も大きく変わるものと考えます。
例えば、補食としてカルシウムの補充ならば乳製品、ビタミンミネラルであれば、果物、ナッツなど、食物繊維ですと干し芋、シリアル、ドライフルーツなどが考えられます。
スーパーのお菓子売り場を見渡しても、栄養価の高いビスケットや、シリアル、小魚などが簡単に入手でき、コロナ禍で求められる個包装も対応可能です。
他自治体の事例ですが、学童クラブのおやつが駄菓子中心であったことから、自然食品を扱う業者と契約し提供していただくことで、おやつの質が改善されました。
保護者から多数の苦情をいただいていますが、ご家庭の判断で我が子に与えるおやつとは異なり、区として子ども達に一律提供する補食として、可能な限りの改善を要望しますが、いかがでしょうか?区の見解を伺います。
課題Bとして、職員や保護者の負担軽減です。
多くの学童クラブでは、児童が毎月おやつ代として現金1500円を持参します。
子どもの現金持参のリスクがあるだけでなく、保護者や職員の負担にもなっているため、口座引き落とし等に変えていただきたいのですがいかがでしょうか?
次に、職員のおやつの買い出しについてですが、現場のヒアリングによると月に6回も行かねばならない場合があるとお聞きしました。
他の学童クラブで事例があるように、事業者からの配達にするなど、職員が子どもたちの育成に注力できるような体制にしていただけないでしょうか?
以上で質問を終わります。
ご静聴ありがとうございました。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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