本日、令和4年第二回北区議会に登壇し、3つのテーマについて訴えました。
区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと全力で訴えました。
2019年から北区では公立保育園で使用済みおむつ持ち帰りが廃止され、私立園では処分費補助制度が導入されたことから、一気に自園処理が進みました。
しかし、いまだに、保育園にて子どもの便や尿を含む使用済み紙おむつの持ち帰りを余儀なくされている保護者がおり、お声をいただいています。
異臭を放つおむつを持ってスーパーや小児科へ行かねばならない不便さ、新型コロナをはじめ感染症対策としてもよくないことは明白です。
全ての保育園で持ち帰りがなくなるよう、そして更なる保護者と保育士負担軽減策のため、課題について訴えました。
残念な答弁(回答)もありました。
感染対策にはお金をかけていいはずなのに、補助額はどうして増やせないのだろう…
手ぶら登園は、予算なく導入できるのに、なぜ前向きに検討しないのか…
他の公立園の導入が少ないからというのは理由にならないと思いました😢
子育てするなら北区が一番
を目指して、諦めずに取り組んでいきます!
原稿は、どなたにでも分かりやすく作成していますので、ぜひ、最後までご覧ください‼️
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◆6月議会のテーマ
❶がん検診の受診率向上:6月10日投稿済
〜がん検診ワーストランキングからの脱却
❷保育園保護者・保育士の負担軽減
:本日投稿
〜脱使用済み紙おむつ持ち帰り・手ぶら登園
❸ 小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策について
〜給食時の濃厚接触者を激減させる取り組みの提案・マスク対策
・・・
🌸質問・回答概要ダイジェスト版🌸
❶使用済み紙おむつ処分費補助制度の対象拡充
小規模園や認証保育園も大規模円と同様に補助対象とすることで使用済みおむつ持ち帰りをなくす
【回答】
実施状況なども含め現場の声を伺いながら、補助対象の拡大について検討する。
➡︎前進🏃♀️‼️
❷使用済み紙おむつ処分費補助制度の補助額増額
園児ひとり1ヶ月100円では大きく不足しており、自園処理が導入できない園がある
【回答】大半の私立園が自園処理を導入しており現時点では予定していない ➡︎⤵️残念
③手ぶら登園の導入
オムツとお尻拭きが月額で使い放題に。一枚一枚おむつへの記名や管理の負担ゼロに。(例:渋谷区・清瀬市など)
【回答】他の自治体でも公立保育園で導入している例が未だ少ないことから、他自治体の取組み等を踏まえ、今後研究する ➡︎⤵️残念
・・全文・・
次に大きく二つ目、保育園の保護者・保育士の負担軽減について伺います。
具体的には保育園での使用済み紙おむつの持ち帰り廃止及び手ぶら登園を提案します。
北区では、2019年4月から公立保育園全てにおいて使用済み紙オムツの持ち帰りが廃止され、また、私立保育園において使用済み紙おむつ処分費補助制度が導入されたことで、各園におけるおむつ破棄が大きく推進されました。
北区の取り組みに感謝いたします。
それまで、多くの保育園において、「子の体調把握のため」「処理費用がかさむため」との理由から、持ち帰りを余儀なくされ自宅で破棄をしていました。
便や尿を含むおむつは重さもあり、時間が経つにつれ強烈な臭いを発します。
その使用済みおむつが沢山入った袋を持ちながら、子どもと一緒に電車に乗って帰宅する保護者、小児科やスーパーに立ち寄らなくてはならない保護者もいます。
また、保護者が使用済みおむつを持ち帰るために、保育園職員は子どもごとにおむつの仕分けをしなくてはならず大変な負担となります。
日本小児科学会ホームページの新型コロナウイルス感染症についての医学的知見によると、新型コロナウイルスは便の中に長期間にわたり大量に排出されるとのことです。
ロタウィルス・アデノウィルスも、便などの排泄物を通した経口感染に注意が必要です。
特段の事情がある場合を除き、このような感染症対策として使用済みオムツの持ち帰りを直ちに廃止することが重要であることは言うまでもありません。
紙おむつ処分費補助制度の導入により、この問題は解決されたと思っていたところ、未だに使用済みおむつの持ち帰りを行っている保育園があり
保護者からなんとかならないかとお声を寄せていただいています。
そこで、次の2点を要望します。
一つは、使用済み紙おむつ処分費補助制度の対象拡大です。
現状、オムツ処理費用に係る補助は、0歳児から2歳児までの在園児一人当たり1ヶ月100円となっています。
しかし、0歳児から2歳児を対象とする小規模認可保育園や認証保育園は、当該制度の対象外とされています。
そのため園が全額自腹で破棄をし、また、一部の園では保護者が使用済みおむつを持ち帰らざるを得ないのが現状です。
小規模園は同じ認可園であるにもかかわらず、事業系有料ごみ処理券で処分できるため金銭的負担が少ないだろうという理由で補助が出ないと仄聞しています。
現場の声によると小規模保育園においてごみ処理券を用いたとしても、1ヶ月一人あたり概算360から570円程度と負担が少ないとは決して言えない状況です。
更には、事業系有料ごみ処理券を使用する場合、おむつゴミの回収は週にたった2回しか来ていただけず、使い勝手が悪い状況です。
回収日以外の3日分の使用済みおむつを園に保管するのが現場では厳しく、事業系一般廃棄物として処理する園もあります。
小規模園は園児全てが対象年齢であるにも関わらず、保育園の規模で補助対象を区別する現状の仕組みは不平等ではないでしょうか。
また、小規模認可園は定員割れを起こしやすく、経営が不安定になりやすいと言われています。
それでいて待機児童の受け皿となっている重要な存在であり、補助から除外することなく支えるべきです。
自園処理が導入できていない園は少数かもしれません。しかし、このまま持ち帰りを強いられ、感染リスクにさらされている保護者を取り残したままで良いのでしょうか?
保護者や職員の負担、衛生面や感染症防止の観点から、平等に補助の対象とし自園処理が導入できるよう区としてのサポートを要望します。
二つ目は、使用済み紙おむつ処分費補助金の拡充です。
実際の現場からは、処理には月額一人当たり300円から500円程度を要すると伺っており、オムツ処理費用に係る補助の100円では、大きく不足している状況です。
未導入の園からは、全額補助であれば導入できるというお声もいただいており、補助の増額もしくは豊島区のように、区の委託事業者が一括で回収・処分できるような手法などを求めますがいかがでしょうか。
次に、保育士・保護者の負担軽減、仕事と育児の両立支援として「手ぶら登園」の導入を提案します。
「手ぶら登園」とは、おむつとお尻拭きが月額定額で使い放題となるサービスで、おむつ・お尻拭きが保育園に直送されます。
この「手ぶら登園」は渋谷区、清瀬市などの公設公営保育園を始め、全国2,000か所以上の保育施設で導入されています。
北区内においても、私立園を中心に既に12園で導入がなされています。
乳幼児の育児と仕事の両立は、時間との戦いです。
毎日着替えなどの保育園の準備、食事の用意、保育園への送迎等、様々やるべきことがある中で、どれだけのタスクを減らせるかが重要です。
現状、お子さんごとにおむつを管理する都合で、保護者はオムツ一枚一枚に子どもの名前を書き、毎日のように保育園に持参しなくてはなりません。
園によっては一つのおむつで2箇所に記名しなくてはならず、兄弟がいれば負担が2倍・3倍です。
保育士も、一人ひとりのストック場所や残数の把握のほか、おむつが不足した場合の貸し出し枚数管理も行います。
こうした日々の苦労が「手ぶら登園」では、完全に不要となり、保護者や保育士が子どもたちと向き合う時間を増やすことができます。
そしてこの制度の大きなポイントは、区の予算が全く不要であり、希望する保護者と事業者が契約すれば良い点で、月々2,500円程度で導入可能です。
導入施設・保護者の満足度も高いことから、まずは区立保育園から導入をご検討いただきたいのですがいかがでしょうか?
区の見解を伺います。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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