北区議会に登壇‼︎その1〜障害児が保育園に非常に入りにくい問題

昨日、令和4年第三回北区議会に登壇し、2つのテーマについて訴えました。

 

区民の方々の声を背負い、少しでも前進するようにと全力で訴えました。

 

お忙しい中、傍聴にきてくださった皆様、どうもありがとうございました🙏✨

・・・

◆6月議会のテーマ

障害児支援
❶障害児が保育園に非常に入りにくい問題➡︎本日投稿

 

📣保育園入所申請に係る点数に優先加算を‼️
区からの答弁:
他区の状況なども参考に検討する。

 

📣内定後に初めて保育時間短縮を告知される問題
区からの答弁:残念⤵️
内定のプロセスについて他区の取り組みなども参考に研究する。

 

📣事業者に対し療育施設までの送迎加算を‼️
区からの答弁:前進🎉
必要な情報提供に努める。
→関係事業所に加算可能な旨、通知していただけることに!
必要な情報については、引き続き区からも提供に努める。

 

📣障害があれば保育を認めてほしい〜統合保育事業の創設を‼️
区からの答弁:残念⤵️
研究が必要

 

👇明日以降投稿👇
❷特別支援教室(通級)の課題

2 ICT化・DX推進


 

本日は、障害児が北区の保育園に非常に入りにくい問題について投稿します。

 

お子さんの発達にご不安がある場合や障害がある際には、保育園や幼稚園に加えて療育施設への通所が望ましいケースがあります。

 

平日も定期的に療育施設に通うためには、パートタイマーなどの非正規雇用に働き方を変更せざるを得ないこともあります。

そうなると、必然的に保育を必要とする要件を点数化した「保育指数」が低くなってしまい、保育園に入りにくいのです。

 

その様な障害児に対し、加算を行い合理的配慮を行う自治体も半数ある中、北区では配慮がなされておりません。

 

酷なことですが、内定をもらって喜んだのちに、初めて保育園から利用日や利用時間の短縮について告げられるケースが散見されます。

 

こうしたことで、障害児家庭に配慮ある自治体に転居された方もおり、大変残念に思っています。

 

この状況を変えなくてはなりませんが、北区からの答弁は残念なものでした。

 

「研究」している時間はない、改善に向け早急に検討すべきと改めて訴えました。
この問題については、粘り強く改善要望を続けて参ります。

 

・・・以下原稿・・・

 

お子さんの発達にご不安がある場合や障害がある際には、保育園や幼稚園に加えて療育施設への通所が望ましいケースがあります。

 

平日も定期的に療育施設に通うためには、フルタイムでなく、比較的柔軟に対応できるパートタイマーなどの非正規雇用に働き方を変更せざるを得ないこともあり

必然的に保育を必要とする要件を点数化した保育指数が低くなってしまう課題があります。

 

そのため、保育園に入りにくいだけでなく、運よく入れたとしても自宅から片道45分という遠方の園に決まってしまうなど

日常からさまざまな困難を抱えている障害児家庭に追い打ちをかけるような状況があります。

 

障害児の保護者が安心して働ける環境や、子どもの集団生活の機会が確保できるように次の4点を要望します。

 

1つ目として、障害児の保育園入園申請に関して調整指数等への合理的配慮を行うことです。

 

保育園に入所するための利用基準は、保護者の就労状況等により決定する「選考指数」と世帯の状況などに応じた「調整指数」を合算した「保育指数」に基づき算定されます。

 

育児と仕事の両立がより困難な状況にある障害児に対し、23区内でも隣接区を含め半数以上が加算を行っていると認識していますが、北区では配慮がなされておりません。

 

調整指数の配慮や同一保育指数の場合に優先順位をあげることの必要性について、区ではどのようにお考えでしょうか。加算についてご検討いただきたくご要望いたします。

 

2点目として、障害児の保育園内定にかかるプロセスの改善を求めます。

 

障害児の保育園利用申請においては、保護者が窓口や電話にてあらかじめ子どもの発達の遅れや障害について区に相談の上、保育園入所にかかる申請書類を提出します。

 

区では障害の有無により区別して審査するのではなく、健常児と混在した状態で、合計点数により保育園の内定を決定します。

 

しかし、保育園の内定が出たものの保育園から週に数日のみ、半日しか受け入れられない旨を内定後に通告される場合もあり、大きな問題と考えています。

 

中には、泣く泣く内定を辞退されたご家庭も出ています。

 

保護者としては、内定が出たならば基本の利用時間は保育していただけるものと信じています。内定後に初めて保育時間の短縮について知らされるのは、あまりに酷ではないでしょうか。

 

このような理不尽な結果で保護者が涙を飲むことがないように、入園申請相談時に子どもの特性を丁寧にヒアリングし、その後も保育園との面接や受け入れに係る検討会を実施するなどした上で、予め職員の加配や補助について配慮することが必要です。

 

保護者と合意形成を図りながら、区の責任において受け入れられる保育園の内定を出すべきと考えますが、区の見解を伺います。

 

3つ目として保育園から療育施設に通う際の障害児の送迎支援についてです。

 

北区においては障害児の自宅から療育施設への送迎を実施する事業者に対し送迎加算を適用していると認識しています。

 

しかし、自宅だけでなく、保育園からの送迎加算も可能となれば、療育施設の事業者は送迎を導入しやすくなり、保護者の仕事と育児、療育の両立に寄与できるものと考えます。

 

厚労省からの通達によると、

 

「送迎加算の取扱いについては指定の児童発達支援事業所等と居宅までの送迎のほか、利用者の利便性を考慮し、適切な方法で事業所の最寄駅や集合場所まで行ったものについても、この加算を算定して差し支えない」

 

との記載があること等から、保育園からの送迎加算も可能と解され、他自治体においても実施されています。

北区においても、ご家庭の実情に併せて自宅以外からの送迎加算を認めることとし、事業者に周知を図ることを要望しますがいかがでしょうか?

 

なお、小学生には移動支援事業という制度があり、学校等からの療育施設への送迎支援が可能となっていますが未就学児は対象外であり、保護者からご意見をいただいていることをこの場でご紹介させていただきます。

 

4つ目として統合保育事業の創設です。

 

統合保育事業とは、保育を必要とする要件がなくとも心身に障害を有する児童を保育所に受け入れ、集団保育を行うもので、すでに導入自治体がございます。

 

北区では、お子さんに障害があるというだけでは保育が必要とは見なしません。

 

孤立しがちな障害児家庭にとって保育園との繋がりは保護者にも子どもにも非常に有益な役割を果たします。

 

障害児にもインクルーシブな集団生活の機会を提供するため、北区においても統合保育事業についてご検討いただきたいのですがいかがでしょうか?

 

🌸「その2」へ続く

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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