長野県須坂市を視察〜「信州須坂モデル」に学ぶ移住支援〜

都議会総務委員会にて長野県須坂市へ視察に伺い、移住支援の取り組み「信州須坂モデル」についてお話を伺ってきました。

 

🔲スピード感のある移住支援

須坂市の移住支援で印象的だったのは、そのスピード感です。

ある移住者の方の事例紹介

①2021年10月:

東京圏の移住フェアで相談し、須坂市への移住を決意

②2021年12月:

受け入れ協力企業との面談

③2022年1月:内定

④2022年3月:

引っ越し(前職の退職に必要な日数を考慮して入社日を調整)

というスピード感で、約5か月で移住が完了したそうです。

移住フェアでの出会いから、企業とのマッチング、内定、引っ越しまでを切れ目なく伴走する体制が、この速さを支えています。

 

🔲移住体験ハウスで「お試し移住」

須坂市は「移住体験ハウス」も運営しています。

◯ 1泊1,000円(小学生以下は利用料無料)

◯移住体験ツアー、新規就農相談、企業との面接等の予定がある方が利用可能

古民家を活用した体験ハウスに宿泊しながら、実際の暮らしを体感し、新規就農相談や企業面接につなげる仕組みです。

 

利用者数は2025年で125人・54泊と年々増加傾向にあり、新規就農予定の方や小さなお子さんがいるファミリー層の利用が多いとのことでした。

なお、長期利用予約で他の方が使えなくなる課題があったため、現在は年度内14泊までと利用を制限しています。

 

🔲業務体制の変遷

須坂市では2014年に「信州須坂移住支援チーム」が発足し、須坂モデルの運用が始まりました。

当初は政策推進課(移住支援担当)、まちづくり課(空き家担当)、産業政策課(UIJターン支援金事業)と担当が分かれていましたが

2026年には移住担当とUIJターン支援金事業がまちづくり課へ移管され、「移住支援・住宅政策係」として一本化される予定とのことです。

分野をまたぐ施策を一つの係に集約することで、より一体的な支援体制を目指す動きだと感じました。

 

🔲東京都の政策にも活かせるヒント

東京都も多摩・島しょ地域への移住・定住促進に取り組んでいます。

都・市町村・民間企業による移住・定住促進協定の締結や、「東京たましま移住定住ポータルサイト」の運営、体験型ツアーの実施などを進めています。

 

須坂市のような迅速な伴走支援や、お試し移住の仕組みは、多摩・島しょ地域の移住・定住施策を考える上でも参考になる視点だと考えます。

今回の視察で得た学びを、引き続き政策に繋げてまいります‼️

 

 

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