令和3年6月北区議会に登壇‼︎小・中学生の重すぎるランドセル・鞄問題〜リュック登校可能と全学校長に周知へ

今回の北区議会では、

以下3点がテーマです。

 

現場からのお声をもとにしたもので、この議会質問の前から、役所のご担当に相談を重ねてきました。

 

原稿作成にあたり、同じ問題意識を持つママさんたちが、調査などのご協力をしてくださり、質問当日も応援にきてくれました。
ありがとうございます✨

 

赤羽の商店街の方々、地域の仲間たちが応援に来てくださり、これらの問題をしっかりと解決しなくてはならない、少しでも前進させたいという想いで臨みました。

 

北区赤羽の客引きなどの迷惑行為問題

小中学生の重すぎるランドセル・鞄問題

保育園保護者による手作り製作物、カバーなどの掛け替え作業負担軽減

 

本日は、
②小中学生の重すぎるランドセル・鞄問題

について、北区からの答弁概要も含めご報告します!

 

ギガスクール構想により1.3kgのパソコンが配布されました。

さらに荷物の負荷がかかり、体重の3分の1から4分の1ほどになることもあることから、肩にアザができた、湿布を貼って治療しているというお子さんも

 

私たちが子どもの頃と比較し、教科書のサイズが大きくなり、ランドセルも一回り大きくなりました。

 

また、絵具セット・習字セットが学校で洗えなくなったことでの持ち帰り、水筒もあり、確実に荷物が重くなっています。

 

今回の質疑による前進

 

❶小中学校の置き勉の更なる周知徹底

⬇︎

学校長会で再度の周知、教育指導主事の学校訪問の際に現状確認・指導助言を行っていただけることに

 

 

❸リュックでの登下校が当たり前に選択できる環境を

⬇︎

「両方で背負える鞄」の使用について、入学時の資料への記載や
在校生に対しても周知する旨、区から校長会で依頼していただけることに

 

来春には、ランドセルだけではなく、リュックという選択肢も広く認めらることを、周知予定ということになります。

 

これは、大きな前進です‼️

 

少しでもお子さんの荷物の負担軽減され

健やかな成長が保たれるようになればと思っています。

(アメリカの小学校の登下校用リュック)

 

 

以下原稿全文です。

どなたにでも分かりやすく作成しておりますので、ぜひ、ご覧ください✨

 


 

昨今、ランドセルの軽量化が進んでいますが、継続的に「荷物が重くて辛い」というご相談をいただきます。

 

登下校時に子どもが「重い」と、保護者に訴える場合の荷物の重さを測っていただいたところ、小学校低学年で6キロ、中学生ではなんと、12キロを超えることもありました。

 

お子さんによりますが、体重の3分の1から4分の1に匹敵する場合もあります。

 

それに加え、学期初め・学期末には、植物の鉢植え、お道具箱など、週明けと週末には、上履きや体操着などの持ち運びがあります。

 

また、授業で必要な際には、絵の具セット、習字セット、画板など、さらには日常的に水筒の荷物があります。

 

子どもの体型も様々ですから、肩や背中を痛めてしまい「楽しみにしていた学校行事に参加できなかった」とのお声もあるほどです。

 

参考にですが、2015年11月21日付け、アメリカ小児科学会のホームページにおいて、小学生に向けたバックパックを安全に使用するための注意点が発信されています。

 

そこには「身体へのダメージを防ぐには、中身を含むバックパックの重さは子どもの体重の10〜20%を決して超えてはならない」との記載があります。

 

北区の多くのお子さんたちが、示された割合を超えた重さの荷物を背負って、毎日登下校していることになります。

 

ここで、平成30年9月6日付けの文科省からの通知により、児童生徒の携行品の重さや量の配慮を行うよう、関係各所に注意が促されました。

 

この通知により、当時、北区教育委員会においても各学校に周知を行ったと確認していますが、最終的には学校判断と確認しました。

 

そして現在、令和3年4月から、国のギガスクール構想により、区立小中学校の児童生徒に対し、パソコンが配布されています。

 

令和2年第4回定例会や予算特別委員会で私が要望したことが叶い、パソコンは連絡帳、配布プリントの電子化機能にも用いられると確認しています。

 

便利なICT化が進み、大変感謝しておりますが、毎日、1.3kgの重さのパソコンの持ち帰りが必須となります。

 

これまでの荷物に、更にパソコンが加わることとなり、ますます子ども達の負担、健やかな成長の阻害が懸念されます。

 

そこで、今年4月、北区立小中学校に対し、児童生徒の荷物に関するアンケートを実施するとともに、教育委員会からは、改めて携行品の軽減に関する通知をしていただきました。

 

アンケートの結果、学校に教科書などの学習用品を置いていくこと、いわゆる「置き勉」を認めないという学校は一校も認められませんでした。

 

しかし、今現在も、重い荷物で苦しむ児童生徒が数多く存在し、肩にアザができてしまった、肩が痛くて湿布を貼って治療しているなどの健康被害まで出ています。

 

それは、表向きには置き勉を
認めていても、学校あるいは教員によって、その指導内容に大きなばらつきがあるからと考えます。

 

例えば「資料だけは学校に置くことを認める」と担任からの指示があり、依然として多くの教材を持ち帰らなければならないとのご相談がありました。

 

また、同じ学校内でも、置き勉について全く指示がなく全て持ち帰っているというクラスもあることが分かりました。

 

これらの改善に向け、以下2点について強く要望いたします。

 

 

一つ目は、児童生徒の荷物軽減の更なる徹底です。

 

未だに置き勉の認識があまりない先生もおり、現状、大きなばらつきが出ています。

 

そこで、小中学校の全ての先生が、置き勉や荷物軽減に問題意識を持って取り組んでいただけるような周知活動を強く要望いたします。

 

二つ目は、小学生において、リュック等の登下校を当たり前に選択できる環境とすることです。

 

昨今、ランドセルの軽量化が進んでいますが、平均1キロから1.5キロ程度の重量があり、その多くは4万から8万円程度の購入費用がかかります。

 

文科省のみならず北区教育委員会でも、小学校に対しランドセルの指定はしていないと確認していますが、

多くの区立小学校において、入学時に配布されるプリント等の説明に「ランドセル」と指定がある状況です。

 

他の自治体の事例を挙げると
藤沢市では、リュックにて登下校する児童を当たり前に見かけるそうです。

 

また、小樽市、京都府等においては、軽さと丈夫さを兼ね備えた登下校専用リュックを多くの児童が愛用しています。重さは、たった700g程度、価格も概ね1万円以下です。

 

更に、日立市では、教育委員会から軽量薄型のランドセル型リュックを新一年生や転入生に無償支給しています。

 

このように、今の時代、使用実績のあるリュックも販売されており、各自治体が児童の荷物対策や経済的負担軽減策として工夫を行っています。

 

ここ北区でも、ごく一部ですが、入学時における説明で「ランドセルまたはランドセルと同様の機能を有する両肩で背負えるかばん」としている学校があることがわかりました。

 

ランドセル文化のない外国籍のお子さんへの配慮、様々な状況にあるご家庭への経済的配慮、重さだけでなく高学年になるとランドセルが小さくて体に合わないなど身体的配慮とのことでお話を伺いました。

 

区民の方々からのご要望もいただいていますが、北区全体として、このようであるべきと思っています。

 

現状、約8割の北区立小学校においては「個別で相談があればリュックを認める」とのことですが

入学前等の通知によりランドセルが当たり前となっており、多くの保護者は個別相談を受け付けていることさえ知りません。

 

また、個別相談ということでは、特別な理由があるお子さんだけが目立ってしまいますから、区全体として広く、リュックを認めると周知していただきたいと思います。

 

具体的には、各学校において、入学時のお知らせに、ランドセルのみならず、両肩で背負えるかばんも可能とする旨を明記するとともに、

在校生についても、ランドセル以外の選択が可能となるよう周知徹底していただきたく、要望しますがいかがでしょうか?

 

子どもたちの健康を守ることは大人の責務と考え、区の見解を伺います。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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