東京都北区が新型コロナ自宅療養者への訪問看護・往診を開始〜北区議会の訴えが実現

東京都の新型コロナウイルス感染者数は8月には5,000人を超える日が続き、現在は減少傾向にありますが、予断を許さない状況です。

厚労省の調査によると、8月18日付けで東京都内の自宅療養者は2万2千人を超えています。

大変残念なことですが、親子3人が自宅で療養中、そのうち既往症がある40代の母親が死亡したとの悲しいニュースがありました。

また、自宅療養中に妊婦が死産したとの悲痛なニュースなどが立て続けに報道され、8月24日付の報道よると、8月中だけで東京都で自宅療養中に亡くなった方は11名にものぼるとのこのとです。

北区の新型コロナウイルス感染症による自宅療養者は8月13日付けで260名となっています。

今年に入ってまもなく、地元の訪問看護ステーションから自宅療養者への訪問看護についてご提案をいただき、担当課に事業についてご相談していました。

また、当時も自宅療養中の死亡が問題視されていたことから

令和3年2月北区議会において、新型コロナに感染した自宅療養者の医療的フォローアップについて、対策を訴えました。

北区の自宅療養者に対して行われている電話確認とライン相談だけでなく

墨田区や千葉県などで行われている往診や訪問看護により、重症化を未然に防ぐよう訴えました。

そしてこの度、8月21日から
北区の医師会や訪問看護ステーション、北区薬剤師会等のご協力により本格稼働しています。

ただでさえお忙しい中、区民の命を守る事業へのご協力に感謝しかありません。

自宅療養中の方からもメッセージをいただくことがありますが
「このような事業が始まることで、大きな安心感が得られる」
とのお声をいただいています。

なお、私は今月9月14日の北区議会一般質問において、さらに踏み込んだ自宅療養者支援について訴えて参ります。

・・・事業概要・・・

❶対象者
入院待機している陽性者・重症化リスクのある自宅療養者

❷事業のながれ
訪問看護師が電話により連日症状、バイタルサイン、酸素飽和度等について健康観察（朝・夕）を行い、症状等に応じて訪問看護及び訪問診療を実施

更に、必要な場合は医療行為や協力薬局からの薬の配達、救急要請等も行う。

❸期間
令和3年8月21日（土）から当面の間

❹時間
原則午前9時から午後6時
※必要に応じて夜間も実施

❺協力機関
北区医師会、北区薬剤師会、北区訪問看護ステーション連絡協議会等

◆関連：こまざき美紀ブログ

・東京都北区議会に登壇！
〜新型コロナに感染した自宅療養者の医療的フォローアップについて（2021年3月1日投稿）

東京都北区議会に登壇！その3　〜新型コロナに感染した自宅療養者の医療的フォローアップについて

・令和3年9月東京都北区議会に登壇‼︎
テーマは不登校・新型コロナ自宅療養者への支援（2021年9月2日投稿）

令和3年9月東京都北区議会に登壇‼︎テーマは不登校・新型コロナ自宅療養者への支援

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